ジオテクノロジーズが提供する新サービス「ジオクエConnect」
ジオテクノロジーズ株式会社が新たなサービス「GeoQuest Connect」、通称「ジオクエConnect」の提供を始めました。これは、日本全国のインフラ設備や施設の情報を、ユーザーが参加して収集するユニークな取り組みです。ユーザーは、撮影した写真をもとに情報を投稿することで、企業や自治体にそのデータを提供し、さらにポイントを獲得することができます。
「ジオクエConnect」は、ポイ活アプリ「GeoQuest」を基盤に演出されており、インフラの点検や保守の効率化に特化したサービスです。インフラの老朽化が進む中、迅速かつ的確にその点検を行うことは、企業や自治体にとって喫緊の課題です。この新サービスを通じて、ユーザーと企業・自治体が直接つながり、日本全国でのインフラ保守を革新しようとしています。
サービスの背景と採用実績
ジオテクノロジーズは、インフラ点検の効率化を実現するため、長年にわたりデジタル地図の整備を行ってきました。特に、全国各地の道路や建物、店舗情報を常に更新してきたことが、今回のサービス提供に大きく寄与しています。2024年にはリアルタイムで情報を更新できるポイ活アプリ「ジオクエ」を発表し、これにより通常の現地調査が迅速化される事例も生まれました。
さらに、この「ジオクエConnect」は中部電力パワーグリッド株式会社に採用され、春先の鳥の巣による停電を未然に防ぐための調査キャンペーンを愛知県三河地区で開始しました。これは、ポイ活アプリを活用した鳥の巣調査として国内初の試みとなります。
鳥の巣調査と地域貢献
毎年春から初夏にかけて、多くのカラスが電柱に巣を作り、これが停電を引き起こす原因とされています。特に過去に巣が作られた場所への再度の巣作りの習性から、電柱周辺での点検が必要です。しかし、点検には多大な労力がかかるため、地域の協力を得ながら効率化する必要があります。
「ジオクエConnect」を導入することで、住民が協力し、点検を効率化し、情報を集めることが期待されています。具体的には、愛知県三河地区の約15市町で、電柱にできた鳥の巣を撮影し情報を提供するという形で進められています。これにより、電力の安定供給がより効果的に行われるのです。
利用者メリットと今後の展望
「ジオクエ」は、ただの情報収集にとどまらず、ユーザーが参加することでポイントを獲得できる楽しさを提供しています。施設などのさまざまなクエストをこなすことで、ユーザーはその成果を自分のプラスに変えることが可能です。また、今回の取り組みは、単に情報を提供するだけでなく、ユーザーの参加によって社会問題に対する解決にも貢献できる点が大きな魅力です。
今後もジオテクノロジーズは「ジオクエConnect」を通じて、全国のインフラ点検を効率化し、安全で安心な社会の構築を目指していくと言います。これにより、ユーザーと企業・自治体が協力し、より良い未来を築く可能性が広がっています。
【ジオクエConnectWEBサイト】:
https://www.geo-quest.jp/connect
【ジオクエWEBサイト】:
https://www.geo-quest.jp/