新しい運動場に向けた挑戦
NPO法人ジャパンワイルドライフセンター(JWC)は、傷病を負った野生動物たちのために、運動場の修繕と拡張を目的としたクラウドファンディングを始めました。目標金額は550万円で、2023年6月1日から7月28日までの57日間の募集です。確保した資金は、動物たちのリハビリに必要な環境を整えるために使用されます。
このセンターには、人間の活動によって傷ついた野生鳥獣たちが数多く運び込まれます。しかし、現在は日々の治療費や餌代が主な支出で、大規模な修繕工事の費用を捻出するのが難しい状況です。このため、クラウドファンディングを通じて資金を集め、より多くの動物の命を救うための取り組みを進めようとしています。
クラウドファンディングの詳細
このプロジェクトの名称は「傷付いた野生動物達を救う。運動場を増設し適切なリハビリケアの実現へ」です。資金の使い道として、老朽化したウッドデッキの修繕や拡張、傷病野生動物のための隔離部屋の設置などが挙げられています。募金方法は通常型ですが、全額目標に達成しない場合は資金が実行者に送られない「All or Nothing」形式です。
リターンとしては3,000円から500,000円まで、計12種類のコースが用意されており、「デザインTシャツコース」や、「絵本と動画でJWCを学べるコース」など、支援者が楽しむことのできる特典も用意されています。
ジャパンワイルドライフセンターの使命
ジャパンワイルドライフセンターは、1988年に設立されて以来、野生動物の保護活動を行ってきました。動物病院との連携のもと、寄付や会費を元に、傷病野生動物をリリースするまで治療やリハビリを支援しています。この35年間で約1,000頭の野生動物を救助し、自然へと戻す活動を行っています。
主に事故によって搬送されてくる動物たちは、外傷から感染症、内臓疾患など、様々な病状を抱えています。ホンドタヌキやトビ、フクロウなど、多くの動物たちと一年365日向き合い、それぞれの状態に応じた治療を提供しています。
SDGsが提唱する生物多様性の重要性が高まる中、JWCは人為的な事故によって傷ついた野生動物たちを救うことで、自然環境と動物たちが共存できる社会を目指しています。この活動を通じて、自然との調和の重要性を知ってもらうことが、真の共存へとつながると信じています。
参加の呼びかけ
JWCのクラウドファンディングは、多くの方々のご支援があってこそ成り立ちます。具体的な支援を行うことで、傷ついた動物たちに新たな暮らしを提供することができます。皆さんの温かいご支援をお待ちしております。
プロジェクト詳細・支援はこちらから
また、関連動画もぜひご覧ください。団体紹介動画や、動物系YouTuberとのコラボによる紹介動画もありますので、活動内容をより深く知ることができます。これらの情報を通じて、JWCの理念に共鳴し、多くの方々にご参加いただけることを願っています。