医療業界の変革を促すコーチング手法が注目される中、セミナーを開催

医療業界の組織変革を促すセミナー

2025年8月2日から3日、日本橋ライフサイエンスビルディングにて、「日本臨床コーチング研究会第17回臨床コーチング研究会学術集会総会」が開催されました。この学術集会において、株式会社コーチ・エィの執行役員である大塚志保氏が「システミック・コーチングによる対話型組織開発」というテーマで登壇しました。

セミナーの目的と内容

本セミナーでは、医療機関でのコーチングの取り組み方や、その成果を報告することを目的としています。特に、特定のデータに基づいた医療機関でのコーチングの意義に焦点を当てた内容が展開されました。また、医療業種と非医療業種におけるインターナルコーチのスキルの違いについても紹介され、それが周囲に与える影響について考察されました。

特に「フィードバックを求める・活かす」スキルに対する分析結果は、多くの参加者の関心を引きました。このスキルが組織内でどのように活用され、どのように成果につながるのかを検証することは、今後の医療機関でのコーチングにおいて非常に重要なポイントとされています。

登壇者プロフィール

大塚志保氏は、株式会社コーチ・エィの執行役員であり、国際コーチング連盟から認定を受けたプロフェッショナルコーチでもあります。IR業務を担当後、店舗ビジネスのコンサルタントとして経験を積み、2012年にコーチ・エィに入社。医療チームのマネージャーとしての活動を経て、現在の役職に就いています。彼女の豊富な経験が、セミナーの内容に深みを与えています。

コーチ・エィのビジョンと役割

株式会社コーチ・エィは、組織変革に特化したエグゼクティブ・コーチングを提供する企業です。1997年の創業以来、コーチングの普及と発展に貢献し、約30年の歴史を持つパイオニア的存在として位置づけられています。特に、医療機関においては、組織全体のコミュニケーション促進や、個人の成長を図るためのサポートが行われています。

近年、医療業界は急速に変革を求められる時代に突入しています。人材不足や業務効率化の必要性が叫ばれる中、コーチングが問題解決の一助となる可能性は大いにあります。したがって、組織内でのコミュニケーションやフィードバック文化を育てることが、医療に限らず多くの業種において重要だと考えられます。