ANA Avatar XPRIZE挑戦
2020-01-15 19:00:33

国際コンテスト「ANA Avatar XPRIZE」に挑む日本のロボットチームが予選を突破

国際コンテスト「ANA Avatar XPRIZE」とは



ANAホールディングスがスポンサーとなっている「ANA Avatar XPRIZE」は、先端技術を用いて遠隔操作可能なアバターロボットの開発を競う国際的なコンテストです。総額1,000万ドル(約10億円)の賞金が用意され、世界中のチームが参加しています。このコンテストは、ロボット技術の発展を促進し、人々の生活を豊かにすることを目的としています。

日本チーム「FRJ-DOKAROBO」の誕生



日本から挑戦するのは、特殊土木施工を専門とする株式会社富士建と、技術支援団体FRJ(Field Robotics Japan)の共同チーム「FRJ-DOKAROBO」です。このチームは、屋外でのロボット技術に特化した取り組みを進めており、地域の技術者や学生を支援することも目指しています。

チームが開発した「FRJ Remote System Ver 0.10」は、携帯電話回線を利用した遠隔操作が可能なアバタープラットフォームです。このシステムは、2019年末に行われたQualifying Submission(予選審査)を見事通過しました。これにより、彼らは次のステージであるSemifinals Testingへの挑戦権を得ることができました。

アバターロボットの社会的意義



「FRJ-DOKAROBO」では、本大会のメインテーマが「アバターロボット」を用いたバリアフリー化の推進であると位置付けています。彼らは、アバターロボット技術の進展が新たな社会ニーズを生み出し、ロボット技術の普及に寄与することを期待しています。このような取り組みにより、実際の社会での課題解決に貢献することを目指しています。

開発メンバーの募集



チームは、来年行われるSemifinals Testingへの出場を目指して、さらなる技術開発を行っています。また、開発メンバーや法人スポンサーを広く募集しており、興味のある方は指定のメールアドレスまで問い合わせることが推奨されています。チームの公式Webサイトにも、最新情報や詳細が掲載されています。

Field Robotics Japanとは



FRJ(Field Robotics Japan)は、静岡県富士市を拠点にしており、フィールドロボティクスに関心を持つ技術者や学生を対象としたコミュニティです。この団体では、屋外でのロボティクス機器の普及を目指しており、定期的にオフラインでのイベントやコンテストへの参加を支援しています。このような活動を通じて、次世代の技術者たちの育成にも貢献しています。

株式会社富士建について



株式会社富士建は、1979年に設立された企業で、特殊土木施工を専門に事業を展開しています。被災地の復旧や、高齢化が進む建設業界のオートメーション化を目指して、DOKA ROBOシリーズの開発を行っております。これらの活動を通じて、地域社会の発展と、安全なインフラづくりに寄与しています。

以上のように、日本チーム「FRJ-DOKAROBO」は、国際コンテスト「ANA Avatar XPRIZE」に挑戦しながら、革新を追求し続けています。彼らの取り組みに対する期待は高まり続けており、今後の進展に注目が集まります。

会社情報

会社名
株式会社富士建
住所
佐賀県佐賀市富士町下熊川159-68
電話番号
0952-64-2331

トピックス(科学)

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