注文住宅購入の実態調査:選び方から間取りまでの傾向を探る
アットホーム株式会社が行った実態調査によると、今後3年以内に注文住宅の購入を検討している人や、過去3年に購入した人の多くが、住宅選びにおいて「不動産ポータルサイト」を活用していることが明らかになりました。
土地探しの方法
調査によると、土地の探し方として最も多かったのは「不動産ポータルサイト(アットホームやSUUMOなど)」であり、これは検討者だけでなく、経験者も同様の結果となっています。
注文住宅の選択理由
調査に参加した人々が注文住宅を選ぶ大きな理由の一つは、「設備や間取りを自由に選べるから」という点です。この自由度は、家族のライフスタイルにフィットするプランを実現するための強力な要素として挙げられました。また、約60%の人が「新築建売の一戸建て」も選択肢に含めて検討していることがわかりました。
ポータルサイトの利用状況
工務店やハウスメーカーを探す際には、51.1%の検討者が「不動産ポータルサイト・アプリ」を利用していると回答しました。これに対して、経験者の多くは「住宅展示場を訪問」することを好む傾向があり、42.7%がこの方法を選んでいます。ポータルサイトを使用して良かった点としては、「多様な建築事例が見られ、参考になる」という意見が44.4%に上りました。これにより、どのような設計が可能かを具体的にイメージすることができるのです。
建築時の重視点
建築に関して最も重視されるのは「耐震性」であり、これは調査対象者全体の中で1位という結果が出ました。次いで、2位には「断熱性・気密性」が入っており、住宅の性能に対する関心が伺えます。また、間取りを考える際に重視される要素としては、約半数の人が「ウォークインクローゼット」を挙げており、収納に関連するニーズが強いことも特徴的です。
調査の概要
本調査は、今後3年以内に注文住宅の購入を検討している男女865名を対象に、インターネットを通じて行われました。調査期間は2025年3月26日から4月4日までとされており、住宅購入の意思決定に関する行動様式や傾向を具体化するための貴重なデータとなっています。
アットホームでは、今回の調査結果を基に今後も住宅選びに関する定期的な調査を続けていく予定です。この情報は、購入を検討する人々にとって、より良い選択をするための参考となることでしょう。