日立社会情報サービスが新技術を発表
株式会社日立社会情報サービスは、データ分析およびBIツールに関連するオンラインセミナー「無くせない Excel 運用、今ある Excel を活用し、生産性向上につながるデータ分析の実現方法とは?」を実施しました。このセミナーでは、特にオフィスのデータ活用に欠かせないExcelの便利な使い方に焦点を当てて、新しい技術とその活用方法を詳細に紹介しました。
セミナーの重要なポイント
セミナーでは、Excel運用に伴う数々の課題を明らかにし、それに対する新たな解決策を提案しました。以下はその主な内容です。
1. Excel運用の課題
Excelは多くの企業で使われていますが、その運用には様々な問題が存在します。具体的には、大量のデータを処理する際の遅延、異なるデータソースを統合する難しさ、複数メンバーが同時に更新する際のトラブル、さらには高度な分析機能の限界などです。
これらの課題に対処するため、BIツールや専用システムに移行する企業も多いですが、長年使い慣れたExcelを手放せない職場が数多く存在するのが現実です。そのため、Excelの便利さを維持しつつ、従来の機能を超える新しい手法を模索することが重要です。
2. 「超xls」サービスの紹介
セミナーでは、日立社が提供する「超xls(エックスエルエス)サービス」にも触れました。このサービスは、異なるフォーマットのデータを効果的に扱う技術に特化しており、Excelを活用しながら集計や分析の煩雑な手間を大幅に削減することが可能です。
「超xls」サービスを導入することにより、以下のようなメリットが得られます。
- - 手作業やExcelマクロの削減
- - データの民主化によるセルフ型分析の推進
- - 分析要請への柔軟な対応
- - リステート作業の簡素化
- - データ提供の迅速化
- - 新システム開発時の帳票作成の簡素化
- - パッケージソフトへのアドオンなしで利用可能
- - メール配信の削減によるメールレス化
- - ペーパーレス化推進
3. 手軽なデータ分析ツールの利活用
セミナーでは、Qlik SenseやセルフETLアシスタントなど、超xlsサービスを構成する各種ツールも紹介されました。これにより、従来Excelで行っていた複雑な集計作業が効率化され、データに基づく迅速な意思決定が可能となります。
4. 実際の導入事例
具体的な導入事例も取り上げられ、企業グループの共通基盤としての利用や、働き方改革を支援した成功例、家庭電器製造・販売業でのデータ活用の実績が詳しく説明されました。
まとめ
今回のセミナーは、Excelを無くさずに、その利点を最大限に活用するための新技術を知る貴重な機会となりました。データ分析の新しいアプローチを取り入れることで、企業の生産性向上を実現する手助けとなることでしょう。
セミナーに関する詳細情報やお問い合わせは、日立社会情報サービスの公式ウェブサイトをご確認ください。