展示会での革新技術:ラネットが見せた新たな展開
株式会社ラネットは、東京ビッグサイトで開催された『SECURITY SHOW』において、自社のネットワークカメラサービス「キヅクモ」を用いた新たな利用法を提案しました。来場者数を可視化する人数カウント機能を駆使し、マーケティングデータを収集したことで、展示会の運営における他社との差別化を図っています。
人数カウント機能でのデータ収集
展示会期間中、ラネットはブースに「キヅクモ」のカメラを設置し、来場者の流入を計測しました。特に注目されたのは、人数カウント機能を利用した各エリアの通行者数の分析です。結果として、ブース正面での通行者数はのべ18,611名、側面では左側6,390名、右側では9,800名と出るなど、総計で34,801名の来場者が確認されました。
来場者の関心を示すデータが得られる中、時間帯ごとの来場者の傾向も明らかになりました。特に午後に来場する人が多いことや、最終日には人出が増加することが確認され、午後からのスタッフ増員で対応できる体制を構築したことは、運営の効率を高めるために重要です。
ヒートマッピングによる具体的なニーズ把握
さらに、ラネットのヒートマッピング機能を用いて、来場者が特に注目したブース内エリアを視覚化しました。この機能により、デモ体験用PC周辺に人が多く集まったことが確認でき、来場者が実際に触れてみる体験型の展示に強い興味を持っていることを示しています。
この分析によって、商品説明やデモに注力することで、実際に製品を体験してもらうことの重要性が浮き彫りになりました。特に、屋外防犯ニーズに応えた新製品「ADC-VC729P」は、資材盗難や農作物の盗難対策としての役割を果たすため、来場者の関心を多数集めました。
新製品「ADC-VC729P」の特長
展示会では、「ADC-VC729P」が提供するセキュリティ機能にも注目が集まりました。この製品は、センサー、マイク、カメラが一体化されているため、設置の手間やコストを抑えることができ、来場者からも高い評価を得ています。また、独特の赤と青の警告灯が特徴で、外部への警告効果による犯罪抑止にも期待が寄せられています。
各種フィードバックを活かした今後の展開
展示会で得られた貴重なデータと、来場者から寄せられたコメントは、今後の製品開発やサービス向上に大いに役立てられるでしょう。ラネットは、引き続き「キヅクモ」の機能さらなる強化を図りながら、顧客ニーズに応えるセキュリティソリューションを提供することに力を入れていきます。
会社概要
- - 会社名: 株式会社ラネット
- - 設立: 2002年8月26日
- - 本社所在地: 東京都豊島区東池袋一丁目18番1号 Hareza Tower 15F・16F
- - 事業内容: モバイル、MVNO、コンテンツ、教育、ソリューション、VR、ネットワークカメラ事業等、多岐にわたる事業を展開しています。
以上のように、ラネットの取り組みは展示会での来場者データを活用し、製品開発やマーケティング戦略に深く関与するもので、今後の動向が非常に楽しみです。