韓国発の美容医療プラットフォーム「カンナムオンニ」が日本市場に進出

韓国の美容医療情報プラットフォームが日本進出を加速

近年、美容医療情報の重要性が高まる中で、グローバル美容医療情報プラットフォーム「カンナムオンニ」を運営しているHealingpaperが、日本の同サービス「ルクモ」を買収したことが発表されました。この合併により、両社は日本市場での展開を強化しやすくなります。

「カンナムオンニ」とは

「カンナムオンニ」は、美容医療に関する情報を集約し、実際に施術を受けたことのあるユーザーのレビューを基に、クリニックの検索やカウンセリング予約を行えるアプリです。2015年の韓国でのサービス開始から、1,800件以上の美容クリニック情報を提供し、ユーザーからの信頼を得ています。また、韓国と日本の両国で展開しており、これまで多くのユーザーに利用されています。

「ルクモ」とのシナジー

一方で「ルクモ」は、日本国内での美容医療関連の口コミや情報を提供しているアプリです。約15万人のユーザーを有し、10万件以上の口コミが蓄積されています。この買収によって、カンナムオンニとルクモは日本国内での統合的なサービス展開を目指します。日本事業担当の加藤氏は、両社の協力によってHealingpaperが日本での市場拡大に大いに貢献できると述べています。

海外美容医療の経験とカウンセリング予約数の増加

昨年11月、カンナムオンニは日本人ユーザーを対象にしたクロスボーダーバージョンを導入し、その結果、カウンセリング予約の数は毎月150％も増加しました。この増加は新型コロナウィルスの影響で海外移動が制限されているにもかかわらず続いています。このトレンドは、ユーザーの美容医療に対する興味を反映しているとも言えます。

今後の展望と信頼性の向上

今後、カンナムオンニは日本の美容クリニックに対する情報提供を控える方針を示しており、同時に日本の美容医療市場に特化した情報の提供に努めていく予定です。特に、カスタマーには誠実な情報を、クリニックには医療法や広告ガイドラインの遵守を求めるポリシーを掲げています。

Healingpaperの代表、ホン・スンイル氏は、「施術に関する価格や医療機器の情報の不均衡は、消費者にとって大きな問題」としており、この買収を通じて、グローバルに最も信頼できる情報を提供し、消費者がより良い選択をする手助けをすることを目指しています。