綿矢りさ新作『グレタ・ニンプ』の魅力
作家デビューから25年、綿矢りさの最新作『グレタ・ニンプ』が2024年1月27日に発売されます。この作品は、彼女の結婚や出産の体験をもとにした妊婦コメディで、これまでにないユニークな視点で夫婦の生活を描いています。既に『女性セブン』で連載されていた作品に加筆が加えられ、さらなる深みが増しています。
俊貴と由依の物語
物語の主人公は、控えめで可愛い笑顔が印象的な由依と彼女の夫、待望の妊娠を果たした俊貴。由依が妊娠すると、彼女の様子は一変します。外見も内面も豹変した由依に、俊貴は戸惑いながらも、彼女に寄り添う日々に翻弄されていきます。
笑いと感動が交錯する展開
「グレタ・ニンプ」では、夫婦生活の中での喜びや戸惑い、さらには妊娠期間中の不安や期待が細やかに描かれています。特に由依の変貌ぶりは、驚きと笑いにつながる場面が多く、一気に読んでしまうこと間違いありません。また、もう一つの収録作品「深夜のスパチュラ」では、バレンタインデー前夜の女子大生・可耶が奮闘する様子が描かれており、こちらも興味深い内容です。
デザインにもこだわり
本書の装画は、イラストレーターのNAKAKI PANTZが手がけています。彼女は、「強く、可愛く、自分らしい」女性像を描くことで知られ、主人公・由依の強さを表現しています。そして装丁を担当する佐藤亜沙美は、妊娠期間のリアルな感情をフォントデザインにも反映させ、読者に深い印象を与えます。
書店員たちの反応
書店員たちからも期待の声が上がっています。「待望の新作!面白すぎて一気に読んでしまいました」との感想や、「コメディの皮をかぶった社会派小説のよう」との意見もあり、幅広い層に受け入れられる作品です。
著者・綿矢りさの歩み
綿矢りさは、2001年に『インストール』でデビューし、多くの賞を受賞してきた著名な作家です。彼女の作品は、独特の視点とユーモアに満ちたストーリーが特徴で、世代を超えた読者から愛されています。『グレタ・ニンプ』は、その集大成とも言える作品であり、ファンの期待も一入です。
書誌情報
- - タイトル: グレタ・ニンプ
- - 著者: 綿矢 りさ
- - 定価: 1,870円(税込)
- - 発売日: 2024年1月27日
- - 判型: 四六判上製
- - 頁数: 336ページ
- - 装画: NAKAKI PANTZ
- - 装丁: 佐藤亜沙美
- - 発行: 小学館
- - URL: 小学館
『グレタ・ニンプ』では、笑いを交えた夫婦の日常が剥き出しの感情とともに描かれており、妊婦コメディというジャンルに新たな風を送り込む作品です。この魅力的な新作をぜひ楽しんでみてください。