ERPCが新たに発表した技術
ERPCは、オランダ・アムステルダムに本社を置くELSOUL LABO B.V.とValidators DAOが運営するプラットフォームですが、最近、Solana RPC Unlimited Endpointにおいてマルチリージョン向けのBundleクーポンを発表しました。これにより、ユーザーは従来の技術では実現不可能だった超低遅延のRPC実行が可能になります。
20msの壁を超える
多くのSolanaプロジェクトが現在利用しているHTTPS共有RPCは、TLS処理のオーバーヘッドにより、通常約20msの遅延が発生します。このため、どれだけハードウェアを強化してもこのレイテンシは改善できず、実運用においては頭打ちの状態が続いています。
Unlimited Endpointの革新
Unlimited Endpointは、この遅延の原因であるTLSオーバーヘッドを取り除いた専有RPCエンドポイントを提供します。これによりネットワーク内の物理距離が短縮され、2msでのRPC実行が実現可能になるのです。この改良は単なるチューニングではなく、通信方式そのものの見直しによって成し遂げられています。結果として、他のRPCサービスと比較しても、極めて高い性能を持つと言えます。
1000 TPSを超える実効性
一般的なSolana RPCサービスは、数百TPSを可能としていますが、特に負荷の集中する時期にはその性能が大きく制限されることが多いです。それに対してUnlimited Endpointは、シングルコア構成であっても1000TPSを超える性能を維持します。これは、通信方式そのものの壁を取り払った構成によるものです。
マルチリージョンの重要性
Solanaネットワークでは、ブロック生成を担うリーダーがグローバルに分散しています。この特性から、RPCが単一リージョンに閉じている場合には、必然的にレイテンシが発生します。高いパフォーマンスが求められる環境、たとえば高速トレードやBot利用など、RPCのマルチリージョン配置は必要不可欠です。
Bundleクーポンの詳細
ERPCは、Unlimited Endpointの利用を促進するため、マルチリージョン向けのBundleクーポンを提供しています。これにより、2リージョン、3リージョン、5リージョンの構成に応じて割引が適用され、コストを削減しつつ広範なサービス利用が可能になります。これまで必要だった専有RPCノードの設置も約1/10のコストで済むのです。
利用の幅
Unlimited Endpointは、高速トレードやBot、MEV関連システム、Indexer、グローバルなdApp運営、リージョン間フェイルオーバーなど、様々なシーンでの利用が想定されます。特に、リソースの無駄遣いを無くすことができるため、多岐にわたるプロジェクトにとって魅力的な選択肢です。
まとめ
ERPCは今後も、その技術を駆使してSolana RPCのレイテンシの改善と安定性の確保に取り組む予定です。新しく導入されたUnlimited Endpointが、HTTPS共有RPCの限界に悩む多くのプロジェクトにとって現実的かつ本質的な解決策となることを期待しています。その詳細については、Validators DAO公式のDiscord もしくはERPC公式サイトを通じてお問い合わせください。今後もERPCへの期待が高まります。