六甲高山植物園でのキレンゲショウマの見頃
六甲山上に位置する六甲高山植物園では、珍しい花「キレンゲショウマ」が現在見頃を迎えています。約3,000株が咲き誇り、訪れる人々の目を楽しませています。キレンゲショウマは、アジサイ科に属する多年草で、高さは80cmにも達します。この植物は奥深い山の原生林に自生し、絶滅危惧II類に指定されているため、貴重な存在とされています。
この花は、1890年に東京大学の初代植物学教授矢田部良吉によって発見され、1892年には新属、新種として正式に発表されました。主に大峰山、剣山、石鎚山などに分布していますが、シカの食害などにより自生地では絶滅の危機が懸念されています。そんな中、六甲高山植物園では、しっかりとした群落が形成され、訪れる人々に自然の美しさを提供しています。
イベント情報
また、六甲山上では2025年に開催予定の「神戸六甲ミーツ・アート2025 beyond」と題した芸術祭も注目されています。これは自然と現代アートをテーマにしたイベントで、今年度は奈良美智氏や川俣正氏、村松亮太郎氏を含む61組のアーティストが参加し、多彩な作品が展示されます。
開催概要
- - 会期: 2025年8月23日(土)~11月30日(日)
- - 時間: 10:00~17:00(営業時間は会場によって異なります)
- - 会場: 六甲高山植物園、ROKKO森の音ミュージアム、天覧台など
- - 料金: 大人(中学生以上)900円、小人(4歳~小学生)450円、3歳以下無料
夜間イベント
また、9月20日(土)から11月30日(日)までの土日祝には「ひかりの森~夜の芸術散歩~」という夜間限定の光のアートイベントも予定されています。夕方から夜にかけて、幻想的な光の演出が六甲高山植物園を彩ります。特に、ライトアップされた紅葉も楽しむことができるため、訪れる価値があります。
その他のイベント
- - しょくぶつとむし: 開催中~9月23日(火・祝) 参加費無料(別途入園料要)
- - 真夏の雪あそび: 開催中~17日(日) 参加費無料(別途入園料要)
この六甲高山植物園は自然環境とともに、アートを楽しむことができる貴重な場所です。混雑を避けるため、早めに訪れることをおすすめします。入園は10:00から17:00まで可能ですが、チケットの販売は16:30で終了しますので、ご注意ください。
休園日や特別イベント情報は、六甲山ポータルサイトや公式ホームページで確認できます。この機会に、貴重なキレンゲショウマとともに、自然やアートの素晴らしさをぜひ体験してみてください。