レジャー産業と防災の融合！新しい社会的備蓄モデルの実証

レジャー産業と防災の新たな取り組み

2025年10月、東京ビッグサイトにて開催される「レジャー&サービス産業展2025」で、株式会社益田建設が“WOODPOD”という木造モバイルユニットを展示することが発表されました。これはレジャー施設と防災を融合させた新しい「社会的備蓄」モデルの実証を目的としています。この取り組みは、平常時は宿泊施設として利用され、災害時には応急仮設住宅として機能する仕組みです。

木造ユニット“WOODPOD”とは？

WOODPODは、スピーディーに設置できる木造ユニットで、多目的に利用可能な新しいモデルです。一般社団法人日本モバイル建築協会が推進するこのプロジェクトは、例えば令和6年能登半島地震での応急仮設住宅の整備事例から、その重要性が見えています。これまで協会は自治体向けに公共施設としての導入を進める中で、災害時の迅速な支援に貢献してきました。

展示会の概要

展示情報

- 展示会名: レジャー&サービス産業展2025
- 会期: 2025年10月22日(水) 10:00-17:00 / 23日(木) 10:00-16:00
- 会場: 東京ビッグサイト西3・4ホール
- ブース番号: LS-25
- 展示内容: シングルホテルタイプのWOODPODの実機展示
- 公式サイト: レジャー&サービス産業展2025

WOODPODが提供する価値

1. 事業価値

- 迅速な設置: 最短45日で設置可能、トラック運搬、クレーン据付とスムーズな工程で進行。
- 移設・再利用可能: 事業ライフサイクルや需要に応じた柔軟な対応が可能。
- 用途拡張: シングルユニットからファミリータイプまで、連結して多様な用途に利用できます。

2. 社会的価値

- 防災貢献: 災害時に応急仮設住宅としての転用ができ、地域の防災の一助を担います。
- 社会的評価の向上: 自治体との防災協定に基づく価値の向上。

3. 環境価値

- 持続可能な木造建築: 高断熱・高耐震を実現する木造軸組工法を採用し、建設廃棄物の削減に寄与。

地域工務店の新たな挑戦

益田建設は、地域工務店がこの新モデルに参入しやすい環境を整えることを目指しています。これにより地域雇用を創出し、地域材を活用することで林業振興にも貢献します。

日本モバイル建築協会の取り組み

協会は、2021年から「社会的備蓄」の仕組みを推進し、能登半島地震の際には多様な支援施設を整備しました。特に、地域の防災力を高めることに重点を置いています。今回の取り組みは、民間ビジネスの観点からも革新的で、。実際に見て、触れて体感できる展示を通じて、社会的備蓄の重要性を広める活動に繋がるでしょう。