重症心身障害児者向けアダプティブファッションショーの実施
一般社団法人日本アダプティブファッション協会は、心斎橋PARCOで重症心身障害児者がモデルを務めるアダプティブファッションショーを開催するためのクラウドファンディングを実施しています。このプロジェクトは、2024年10月に大阪での開催を目指して進められています。
アダプティブファッションショーの目的
重度の障害を抱える方々が感じているファッションへの「バリア」を取り除くことが、このプロジェクトの根本的な目的です。例えば、多くの障害同士の関わり合いや、同年代の人たちとおしゃれを楽しむことが難しいという現実があります。このショーを通じて、アダプティブファッションの必要性や重要性を広く伝え、みんなが自分らしくファッションを楽しめる未来を目指しています。
プロジェクトの背景
このプロジェクトが立ち上がったきっかけは、社会福祉法人の20周年記念行事でした。これまで利用者たちと共に「どうすれば生きやすい社会を創れるのか」を探求してきた活動が、アダプティブファッションショーの開催に繋がりました。昨年11月に開催された初回のショーでは、モデルを務めた方々の笑顔や交流が新たな道を開く契機となりました。
第2回学生アダプティブファッションショー
2024年10月12日には、心斎橋PARCOでのアダプティブファッションショーが計画されています。ここでは、服飾専門学生と障害者の方が共に議論し、衣装を制作します。このプロジェクトは、学生たちにファッションショーの開催意義を深く理解してもらい、自らでも未来を形作る力を感じてもらうものです。
プロジェクトの概要
クラウドファンディングは2024年9月9日から9月26日の間に行われ、様々なサポートリターンが用意されています。支援金額に応じて、お礼メッセージやオリジナルステッカー、ショーへの招待などがあり、参加者全員がこのイベントに関わりを持つことができます。私たちの目指すのは、障害者もおしゃれを楽しむことができる社会の実現です。
重症心身障害とは
重症心身障害は、重度の肢体不自由と重度の知的障害を併せ持つ状態を示します。そのような背景を持つ方々の生活の質を向上させるため、特別な配慮が求められています。
アダプティブファッションの重要性
アダプティブファッションとは、障害者が快適におしゃれを楽しめるように設計された服のことです。これにより、障害者も自分らしいスタイルを表現できる場が増えることが期待されています。また、インクルーシブデザインを取り入れ、誰もが使いやすい服作りに貢献することが求められています。
イベント開催について
第2回学生アダプティブファッションショーは、心斎橋PARCOで行われる予定です。入場は無料で、事前申込みが推奨されています。また、ファッションショーに合わせて開催されるデザインコンテストも、学生たちのアイデアや想像力を育む良い機会となります。
この一連の活動を通じて、障害者が「おしゃれ」を楽しむための未来を育んでいきます。皆さんもぜひ、私たちの取り組みに参加して、一緒に未来を変えていきましょう!