貸付型クラウドファンディング「Bankers」が新ファンドの募集を開始

新たな投資機会「Bankers」の外貨建てファンド

貸付型クラウドファンディングプラットフォーム『Bankers（バンカーズ）』が、来る2025年5月26日にて外貨建て定期元本償還型ファンドの新規募集を開始します。バンカーズを運営する株式会社バンカーズは、東京都中央区に本社を置く企業で、これまでに1100億円を超えるファンドを提供し、特に外貨建てファンドに注力してきました。今回のファンドは、為替リスクに対応した商品を求める投資家のニーズを満たすものです。

本ファンドの特長

本ファンドの最大の特長は、定期元本償還型の仕組みを取り入れていることです。一般的に貸付型ファンドでは、投資元本と利息が満期時にまとめて返される満期一括型が主流ですが、本ファンドでは6か月ごとに元本と利息が分割して返済されます。このため、長い投資期間を待たずに資金の一部が手元に戻り、早期の資金回収が可能です。

投資期間は18ヶ月ですが、分割返済によって一般的な満期一括型ファンドよりも早いペースで投資資金を回収できます。これにより、貸付先の信用状況が悪化するリスクを部分的に軽減することが期待されます。ただし、定期的な元本償還が必ず保証されるわけではない点に留意が必要です。

為替リスクの分散

外貨建てファンドは、円と外貨の為替レートの影響を大きく受けます。このファンドでは、元本の返済が複数回に分けられているため、円に両替するタイミングを分散させることができ、為替レートの影響を平準化する仕組みを取り入れています。これにより、為替変動のリスクを軽減する効果が期待されます。

ただし、満期時の為替レートが有利であった場合、分割返済よりも一括で両替した方が得られる金額が多くなる可能性があるため、運用期間中の為替動向には留意する必要があります。

社会的意義とSDGsへの貢献

本ファンドは、メキシコの女性起業家を支援することを目指し、彼女たちへの貸付事業を行う金融機関「SOFIPA CORPORATION」に資金を提供します。この取り組みは、伝統的な金融サービスへのアクセスが限られる女性個人事業主に対する資金提供を促進することを目的とし、より広い金融包摂を実現します。

国連が定めた持続可能可能な開発目標（SDGs）にも貢献する意義深い事業であり、社会的リターンと経済的リターンの両立を図る姿勢が本ファンドの特長です。

投資スキームの概要

本ファンドは、株式会社バンカーズ・クラウドクレジット・ファンディングがエストニアの子会社に対して貸付を行い、その借入金を用いてメキシコのSOFIPA社へ貸付がなされます。投資家は、この貸付事業に対して出資を行う形が取られます。

- ファンド名：定期元本償還メキシコ女性起業家支援ファンド3_1号
- 募集期間：2025年5月26日から6月10日まで
- 利回り：10.00％（年率・税引前）
- 運用期間：約18ヶ月
- 募集金額：2000万円

詳細はこちらのページをご覧ください。

バンカーズの理念と今後の展望

バンカーズは、2020年12月にサービスを開始し、SDGsの理念に則った投資機会を提供することで、投資家と借り手企業をつなぎ、資産運用を身近なものとしていくことを目指しています。今後ともユニークで魅力的な投資機会を提供し、社会の持続的な発展に寄与していく所存です。今後のNISAの拡充を見据え、より多くの投資家がバンカーズのファンドに注目することが期待されます。