胃がん検診、認識の低さ
2024-07-10 12:46:25

オリンパス調査:胃・大腸がん検診の受診率は4割未満!早期発見の重要性、3割未満しか認識せず

オリンパス株式会社が実施した「胃・大腸がん検診と内視鏡検査に関する意識調査白書2024」の結果が発表され、胃・大腸がん検診の受診率の低さと、早期発見・治療の重要性に関する認識の低さが浮き彫りになりました。

調査は、全国の40~60代男女計14,100人を対象に行われました。その結果、胃・大腸がん検診の受診率は4割未満、早期発見・治療によって90%以上の治癒率が期待できることを認識している人は3割未満という結果に。

特に、胃・大腸がんは早期発見・早期治療により98%以上が治るにもかかわらず、検診および精密検査ともに国が目標とする受診率に届いていないのが現状です。

調査では、非受診者の約30%が「特に自覚症状がないから」という理由で検診を受けていないことが判明しました。早期がんでは自覚症状が現れないことが多いため、自覚症状がない段階での定期的な検診が重要であることを、多くの人が理解していないことがわかります。

オリンパスは、今回の調査結果を受け、一般市民への啓発活動を通して、胃・大腸がん検診の受診率向上と早期発見・早期治療によるがん死亡数の低減に貢献することを目指しています。

監修医師の小林望先生(国立がん研究センター中央病院 検診センター長)は、「今回の調査により、がん検診は『受ける人/受けない人』で二極化が進んでいる実態がわかりました。検診受診者は、『自覚症状がなくても決められた受診間隔で受けるべき』と回答した人が約7割だったのに対し、非受診者は約2割と大きな差になりました。早期発見・早期治療による死亡率減少効果も、未だ十分認識されていないことがわかりました。特に、胃・大腸がんについては早期発見・治療で98%以上が治ります。対象年齢で自覚症状の無い方は、早期発見の手段としてぜひ検診を受けるようにしましょう。」とコメントしています。


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