注目の駐車場データ
2025-12-09 11:30:09

Japan Mobility Show 2025で注目された駐車場データの活用法

Japan Mobility Show 2025におけるパーキングサイエンスの出展


2025年10月29日から11月5日にかけて、Tokyo Big Sightで開催されたJapan Mobility Show 2025。このイベントで、パーキングサイエンス株式会社は最新の駐車場データを活用したアプリとシステムを紹介しました。

同社の代表である井上直也氏は、駐車場データが都市の交通を変える重要性を訴え、訪問者から大きな関心を集めました。特に注目されたのが、無料の駐車場検索アプリ「P-Collection」と、駐車場事業に特化したマーケティングシステム「Park-Labo」です。

P-Collectionの効果と利用状況


アプリ「P-Collection」は、全国に広がる83%の駐車場データをカバーしており、使い勝手が良いと評判でした。来場者は、特に以下の機能に魅力を感じたようです:

  • - 地図表示や検索方法の直感的なデザイン
  • - ユーザーが好きな条件で駐車場を検索できる柔軟性
  • - 初めて行く場所でも安心して利用できる便利さ

「停めやすい駐車場」のデモンストレーションも実施され、多くの来場者がその効果を実感しました。当日のダウンロード件数はなんと1,610件に達し、利用者からは「こういうアプリが欲しかった」との声が上がりました。駐車場選びのストレスを軽減するための新たな選択肢として期待が高まります。

一方で、アプリに対しては「満空情報も見たい」「バイクのコインパーキングも検索可能にしてほしい」といった改善点も寄せられています。車両の大型化が進む中、駐車の不便さを解消するためのニーズはますます高まっていると言えるでしょう。

Park-Laboの導入


また、駐車場ビジネス専用マーケティングシステム「Park-Labo」は、駐車場のDX(デジタル・トランスフォーメーション)を試みる事業者からおおいに関心を集めました。エリアごとの駐車行動データの可視化や観光地での回遊分析ができるため、ユーザーとの接点が少ない駐車場ビジネスにおいて非常に有用です。

P-Collection APIの可能性


P-Collection APIについても多くの意見が交わされました。駐車場の位置情報、料金設定、決済方法、車両情報を一元管理し、他のシステムと連携できる可能性に注目が集まっています。来場者からは、コネクテッドカーや配送システムとの連携、ナビゲーションシステムとの統合が期待されています。

駐車場データの新たな取り組み


特に、横浜市立大学との共同研究についても多くの注目が集まりました。数々のメディア関係者からは、「駐車場データが街づくりに役立つ」「オーバーツーリズム対策に利用できる」といった意見が寄せられました。

未来への展望


今後も、パーキングサイエンスは「P-Collection」のユーザーアンケートを実施し、利用者の声を反映させたサービス改善を行う方針です。さらには、定期的な共同研究の結果を公開し、さらなるデモンストレーションイベントへ展開する意向を示しています。

最後に、井上社長は、「駐車場データは都市と人の移動を変える力がある」とし、今後もデータサイエンスに基づく駐車場DXを推進していく決意を示しました。これからのモビリティ社会における駐車場の重要性がさらなる高まりを見せる中、同社の取り組みの行方に期待が寄せられます。


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会社情報

会社名
パーキングサイエンス株式会社
住所
神奈川県藤沢市片瀬3-2-1
電話番号
070-1544-7772

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