荒木塁の個展『Color/Scape』が神保町で開催
東京・神保町に位置するNew Galleryで、写真家でありプロスケーターでもある荒木塁の個展『Color/Scape』が開催されます。この展示は、世界各地で撮影されたカラー写真を主題としており、荒木の独特な視点で捉えた都市と自然、身体の感覚と色彩の関係を探求する内容です。
イベント概要
個展は2025年9月12日(金)から9月28日(日)までの期間、New Galleryにて開催されます。オープニングレセプションは初日17時から行われ、入場は無料です。開館時間は平日が14時から19時、土日祝が12時から19時と、時間を設けています。会場は東京都千代田区神田神保町にあるmirio神保町の1階という好立地です。
荒木塁の経歴
荒木塁は1977年に神戸市で生まれ、現在は東京に住んでいます。彼は1995年に日本全国で行われたAJSA大会で優勝し、プロとしてのキャリアをスタートさせました。その後、NYのデッキブランド「ZOO YORK」に所属し、国内外でスケートボードの第一線で活躍しています。
スケートと同時に、約20歳の頃からカメラを手にして世界中を旅するようになり、本格的な写真制作を開始しました。初めはモノクロのプリントやデジタルカメラを使用していましたが、2008年からはフィルムに切り替えてカラー作品を多く作成。撮影したネガを一枚一枚暗室で仕上げ、絵画のような精密さと生き生きとした色彩を生み出しています。
写真作品とスケートの関係
荒木にとって、彼の作品はスケーターとしての精神性に深く結びついています。身体と対話しながら表現を追い求める過程で生まれる写真作品は、彼自身の体験を映し出すものです。2009年に初めてのグループ展に参加して以来、国内外の魅力的な場所で定期的に作品を発表してきました。
展示内容
本展では、荒木がこれまでに撮影してきた様々なカラー写真を厳選して展示。また、スケートボードとの関わりを示す関連資料も加えることで、彼の多様な活動の軌跡を包括的に振り返るひとときとなります。展示を通じて、観賞者は独特な視点と美しい色彩によって構成された彼のアートの世界を体感できるでしょう。
New Galleryについて
New Galleryは2024年3月に開廊し、「アートに存在しうる新しさとは何か」を常に問いかけ続けています。多様な表現を対象に、アーティストとの協力を通じて新たなプログラムを展開し、アートの可能性を模索しています。
詳細は
New Gallery公式サイトをご覧ください。