高畑勲展開幕
2025-06-26 19:33:21

高畑勲展が麻布台で開幕!特別ゲストによるオープニングセレモニー開催

今年2025年、アニメーションの巨匠・高畑勲を称える特別展『高畑勲展 ̶日本のアニメーションを作った男。』が、東京都港区に位置する麻布台ヒルズ ギャラリーで開催されます。この展覧会は、6月27日から9月15日までの期間にわたり、戦後日本のアニメ界に多大な影響を与えた高畑監督の軌跡を辿る貴重な機会となります。

開幕前日の6月26日には、都内でのオープニングセレモニーが行われ、高畑監督の夫人・高畑かよこ氏と長男・高畑耕介氏が来賓として参加しました。特別ゲストとして、コメディアンの太田光(爆笑問題)、映画監督の岩井俊二氏が登壇し、それぞれ高畑監督の作品や人柄について深い思いを語りました。

太田光は、高畑監督の作品が彼自身の人生の出発点を形成したことを述べ、「名前を知る前から自分の中にいた人」と語りました。その一方で、愛のある厳しさが作品作りに対する反映であったとも述懐しました。岩井俊二は、高畑監督の存在が自身の映像作りにおける成功を導いたとし、監督が語った「好きなものを作るのは大変」という言葉を自身の座右の銘としていると記しました。

展覧会では、高畑監督が手がけた代表作の数々が展示されます。『火垂るの墓』をイメージさせる展示コーナーには、彼の直筆の原画や絵コンテなど、初公開となる貴重な資料も多数引用されています。また、東映動画時代の『太陽の王子 ホルスの大冒険』など、高畑作品の魅力を再発見できる内容となっています。

高畑監督の代表作として名高い『火垂るの墓』のポスターが展覧会の目玉となり、太田光はこの作品には単なる戦争反対のメッセージを超えた思いが込められていると述べ、その重みを再認識する必要があると強調しました。展覧会のテーマは、監督の人生と彼が作り出した作品の背景や思想に迫るものであり、家族やファン、そして愛好者たちにとって貴重な回顧展となることでしょう。

会場には、思い出のアニメ作品に触れられるフォトスポットやカフェも併設され、訪れた人々は高畑監督の作品の世界に入り込むことができます。特に『パンダコパンダ』のフォトスポットでは、可愛らしいパパンダとともに写真を撮ることができ、訪問者には楽しいひとときを提供します。

この展覧会を通して、高畑勲の作品に対する体験と理解を深め、アニメーションというジャンルの新たな魅力を発見することが期待されます。高畑監督の足跡をたどるこの機会に、多くの人々が彼の作品と向き合い、感動を味わってほしいと願います。また、詳細な情報やチケット入手は専用ウェブサイトでの事前予約が推奨されており、スムーズな来場をサポートしています。

高畑勲の目指したアニメーションの境地に触れられるこの特別展、どうぞお見逃しなく!


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森ビル株式会社
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東京都港区六本木6丁目10番1号六本木ヒルズ森タワー
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