オムロンベンチャーズ、LIGHTz社への出資を発表し製造業のDX化を支援

オムロンベンチャーズがLIGHTz社へ出資

オムロンベンチャーズ株式会社は、茨城県つくば市に本社を置く株式会社LIGHTzへの出資を発表しました。この出資は、製造業界が直面するデジタル化の課題に対処し、同時に社会的課題を解決することを目的としています。

LIGHTz社とは

LIGHTz社は「人と社会に良質の"気づき"を提供し、世の中の豊かな成長に貢献する」を企業理念として掲げています。近年の製造業では、約10％の労働者が減少しており、その中でも34歳以下の若者の数が大きく影響を受けています。このような背景を踏まえ、LIGHTz社は製造業のDX化を推進し、属人化したノウハウを可視化するサービス「汎知化®」を提供しています。

「汎知化®」と「Brain Model®」

「汎知化®」は、経験豊富な熟達者のノウハウを記録し、AI化することで業務の効率化を図る仕組みです。この技術に基づいて作られた「Brain Model®」は、熟練者の経験をデジタル化し、製造現場の知識共有を促進します。LIGHTz社は、これらの技術を用いたナレッジ共有プラットフォームの開発を行い、製造現場のデジタル化を加速しています。

オムロンベンチャーズの役割

オムロンベンチャーズは、企業が直面する社会的課題の解決を目指し、革新的なソリューションを提供しています。特に、FA（ファクトリーオートメーション）、スマートシティ、デジタルヘルス、エネルギーマネジメントといった領域において、スタートアップ企業への投資を積極的に行っています。今回の出資を通じて、オムロンベンチャーズはLIGHTz社との連携を強化し、共創のプロセスを進めていく方針です。