朝日新聞社、東京科学大学、産総研と連携し日本語LLM開発へ
朝日新聞社、東京科学大学、産総研と連携し日本語LLM開発へ - 生成AI技術の利活用促進を目指して -
朝日新聞社、東京科学大学、産総研グループは、記事データを用いた大規模言語モデル(LLM)の性能向上に関する共同研究契約を締結しました。この産学連携により、日本語LLMの開発を加速させ、日本の生成AI技術の利活用とDXを促進していくことを目指しています。
今回の共同研究では、朝日新聞社がメディア事業本部メディア研究開発センターで蓄積した記事データと、自然言語処理や言語モデルに関する知見を提供します。東京科学大学の情報理工学院 情報工学系の岡崎直観教授と横田理央教授らの研究チーム、および産総研の研究チームは、日本語LLM「Swallow」シリーズの開発で培ったノウハウを生かし、記事データを用いたLLMの性能向上と効果検証を行います。研究には、産総研が保有するAI橋渡しクラウド(ABCI)が活用されます。
朝日新聞社は、2021年4月に発足したメディア研究開発センターを通じて、人工知能を始めとする先端メディア技術と、新聞社ならではの豊富なテキストや写真、音声などの資源を活用し、社内外の問題解決を目指しています。同センターは、自然言語処理や画像処理をはじめとした先端技術の研究・開発を積極的に進めています。
本共同研究の成果は、国内外の学会や研究会などで公表される予定です。朝日新聞社、東京科学大学、産総研グループは、産学連携による最新技術の研究推進を通して、日本の生成AI技術の利活用とDXに貢献していくことを目指しています。
会社情報
- 会社名
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株式会社朝日新聞社
- 住所
- 東京都中央区築地5-3-2(東京本社)
- 電話番号
-
03-2354-7105