コロワイドと名取市、包括連携協定で地域活性化を目指す

株式会社コロワイドと宮城県名取市は、災害時対応や地域の活性化を図るため、包括連携協定を締結しました。この締結式は名取市役所で行われ、コロワイドにとって初の自治体との連携となります。両者は、社会的課題の解決に向けた共同の取り組みを進めることで、持続可能な地域社会の実現を目指します。

協定の背景

コロワイドは「サステナビリティ基本方針」を策定し、「地域・社会への貢献」を重要課題に位置付けています。これまでにも、震災後の支援やこども食堂の運営など、地域に根ざした活動を続けてきました。今後はこの協定を通じて、さらに深めていく方針です。

名取市は、住みやすい街として評価されており、今回の協定締結は地域活性化における新たな一歩と位置付けられています。市長の山田氏は、コロワイドとともに地域の支援体制を強化し、災害時の対応や子育て支援に力を入れることを期待しています。

協定の詳細

具体的な連携事項として挙げられるのは、以下の通りです：
1. 防災・減災に関すること
2. 市の魅力創生、シティプロモーションの推進に関すること
3. 健康増進、食育に関すること
4. 子どもの健全育成、子育て支援に関すること
5. 高齢者支援に関すること
6. その他、目的達成に資する事項

すでに、子ども食堂の開催や食育プログラムなどの取り組みが決まっており、地域の育成支援にも力を入れています。コロワイドは、名取市内に飲食店を展開しており、地域との関わりが深いこともこの協定締結に至った理由の一つです。

今後の展望

協定締結を通じて、コロワイドは名取市での活動をさらに拡大し、地域のニーズに応える形での新たなビジネス機会を追求することを表明しています。災害時には店舗を一時的避難場所として開放したり、地元特産品を使ったメニューを提供することも検討されています。これにより、地域密着型の企業としての姿勢を強化する意図があります。

また、具体的なプログラムとして、8月には「出張こども食堂」を実施し、お子様向けに無償でカレーを提供します。さらに、名取市主催のイベントでも子供向けの体験教室を行い、地域の親子が交流する場も提供する計画です。