株式会社Rist、Kaggleコンペで金メダル獲得！AIエンジニアの挑戦

株式会社Rist、Kaggleコンペで金メダル獲得

株式会社Ristは、世界規模で注目されているデータ分析プラットフォームKaggleにおいて、最近開催されたコンペティション「Drawing with LLMs」に参加し、金メダルを獲得したことを発表しました。Rist Kaggle TeamのメンバーであるKaggle Grandmasterの竹ノ内勝哉、Chen Jian、劉書志の3人が、1725名の参加者の中で特に優れた成績を収めました。

このコンペティションは、2025年2月26日から5月28日までの期間にわたって行われ、与えられたテキスト内容に基づいてSVGコードを生成するという challenging な課題が設定されました。この課題は単純なモデリングを超え、さまざまな技術的要素を組み合わせる必要があり、挑戦的な側面が強いものでした。

チームの挑戦と成功の背景

チームは全体で1309チーム中6位となり、栄えある金メダルを獲得。竹ノ内さんは「評価指標の特性上、スコアの解釈が難しい部分があった」と述べ、この成功を収められた理由やプロセスについて語りました。

「特に、10,000バイトという極小サイズでありながら高品質なSVGを生成できたことに大変嬉しく思っています」と竹ノ内さんは続けました。このチャレンジによって生成モデルやSVGの知識が一層深まったとも述べており、今後の業務においてもその技術を活かすつもりです。

一方、Chen Jianさんも「コンペティションは実験的で評価指標も難しく、デバッグの過程が厳しかった」と語っていますが、その中でも「我々は楽しむ方法を見つけ、協力しながら成功を収められました」とチームの一体感を強調しました。

LLMとの融合への挑戦

もう一人のメンバーである劉書志さんは、LLM（大規模言語モデル）を使ったアプローチに挑戦したと説明しました。彼は「DiffusionモデルやImage-to-SVGのアプローチだけでなく、LLMの可能性も追求しました」と的確な戦略でチーム全体の成果に寄与しました。彼の経験は他の連携や技術探索にも大きな学びを与えたことを明言しています。

Kaggleについて

Kaggleは世界中のデータサイエンティストとAIエンジニアが集まる競技の場です。登録者数は2400万人を超え、さまざまなコンペティションが日々発信されています。成績に応じてKaggle GrandmasterやMasterといった称号が与えられ、高い技術力が評価されます。

Ristについて

株式会社Ristは2016年に設立され、画像AI事業とデータ分析事業を中心に、AI技術の活用を推進している企業です。チームにはスポーツや各種業界で幅広く活躍するAIエンジニアが在籍しており、最新の技術を駆使しながら顧客の課題解決に取り組んでいます。Ristは、これからも新たな技術革新を目指して邁進していくことでしょう。