ナグモクリニックが乳房再建用インプラントを無償提供を開始！

ナグモクリニックが乳房再建用インプラントを無償提供開始

新たな一歩を踏み出したナグモクリニック。乳房再建のために必要なインプラントを無償で提供するという画期的な取り組みが始まりました。この決定の背景には、医療の現場での深刻な状況が存在します。アメリカのアラガン社が製造した「ナトレル410シリーズ」が自主回収されたことにより、日本国内でも保険適用の再建用インプラントが手に入らなくなっています。これにより多くの患者が困難な状況に直面していたのです。

自主回収の理由

この製品の自主回収は、周囲にリンパ液が溜まることがあるため、この状態が長時間続くとリンパ腫が発生するリスクがあるという報告に基づいています。特にバイオセルというざらざらした表面構造がリンパ腫のリスクと関連しているとされています。健康保険で広く使用されていた日本では、非常に多くの患者がこの製品に依存していたため、自主回収により大きな影響が出ています。

無償提供とその意義

ナグモクリニックの総院長である南雲吉則医師は、乳がんに悩む女性たちを救いたい一心で、この無償提供を決めました。乳房再建は、自分の組織を用いた自家組織法や人工乳房を用いたインプラント法があり、手術用のインプラントを使用することで、手術後の身体的、精神的な負担を軽減することが期待できます。

特に、乳がんの切除術と同時に行う一次再建の患者に対しては、FDAが使用を禁止していないマイクロテクスチャードインプラントを無償で提供します。これにより、安全で美しい胸を再建する可能性が高まります。

乳腺専門医の信念

南雲医師は「皮下乳腺全摘・同時再建」を25年前から行っており、多くの女性の再建を支援してきました。彼は再建手術において、安全性と美しさを重視しており、この無償提供はその証でもあります。毎年9万人の女性が乳がんと診断され、うち4万人が全摘手術を受けています。乳房を失うことは身体的にも心理的にも大きなストレスを伴います。

今後の展望

ナグモクリニックの施策が、多くの患者にとって希望となることを願っています。今後も医療現場で安全で美しいインプラントによる乳房再建を支える努力を続け、患者に寄り添った医療サービスの提供を目指していきます。

皆さまからのお問い合わせは、ナグモクリニック東京院までお願いします。詳細はウェブサイトをご覧ください。