新たなインフルエンサーマーケティングサービス「TEMPOS」
2025年12月16日、株式会社ARVELが新たにリリースしたサービス「TEMPOS(テンポス)」が業界に衝撃を与えています。このサービスは、インフルエンサーを通じたマーケティング活動がどのように店頭での売上に影響を与えるかを、POSデータを基に可視化・最適化することを目指しています。こちらは、従来のインフルエンサーマーケティングの課題を克服し、美容や食品、日用品などのメーカー・ブランドにとって非常に有用なプラットフォームです。
インフルエンサーマーケティングの現状と課題
近年、インフルエンサーの存在は企業のマーケティング活動において重要性が増しています。多くの企業がSNSを利用して認知度を高め、ユーザーと直接コミュニケーションを図る手法を選択しています。しかし、このマーケティング手法が必ずしも実際の売上に結びついているわけではなく、担当者は「再生数やいいねの数が増えたが、実際の売上は伸びていない」といったジレンマに直面していました。これまでの手法では、オンラインの定量指標とオフラインの購買データが分断され、「施策の効果が見えない」という問題が根強くありました。
TEMPOSの解決策
新サービス「TEMPOS」は、この課題を解決するために開発されました。具体的には、インフルエンサーの投稿データとPOSデータを分析し、「どの投稿がどこで、いくら売れたのか」を明らかにします。このアプローチは、ただ「バズらせる」ことだけでなく、あくまで店頭のPOSデータを動かすことを最終目標としています。
TEMPOSの特徴
この新サービスには、以下の三つの主な特徴があります。
1.
成果の可視化
TEMPOS独自の分析システムを用いることで、施策の実施期間中におけるPOSデータを精密に追跡することが可能です。「認知」といった不明瞭な指標ではなく、具体的な「販売数」に基づいて結果を評価できます。
2.
逆算による戦略設計
商品をどのように売るかを前提に商圏データとターゲット人口を分析し、必要なリーチ数を事前に算出。その結果をもとにキャスティングと投稿戦略を構築します。
3.
リアルタイムPDCA
施策終了後に報告書を待つのではなく、日次で売上のモニタリングを行い、必要に応じてクリエイティブや配信ターゲットを微調整することで、成果を最大化します。
導入実績
サービスの正式リリースに先駆けて、すでにドラッグストアやコンビニなどでの導入が進んでおり、多くの実売効果が確認されています。具体的な実績として、あるヘアケアブランドはPOS実績を最大350%改善しました。また、別のメイクアップブランドでも最大200%の改善が見られました。
代表取締役のコメント
株式会社ARVELの代表取締役である稲葉幸太郎氏は、「マーケットが成熟する中で、インフルエンサーマーケティングの役割は単なる露出から実益を生み出すものへと変わりました」と述べ、「TEMPOS」を通じて、SNSに投稿することが実際に売上アップに直結するような仕組みを提供していく意向を示しています。
まとめ
「TEMPOS」は、企業がインフルエンサーとのコラボレーションを通じて真の成果を得るための新しいツールです。今後もこのサービスの進化に注目です。
公式サイトはこちらでご確認いただけます。