こども食堂の効果
2025-04-15 10:43:09

こども食堂参加が子どもに与える影響についての調査結果

こども食堂参加が子どもに与える影響についての調査結果



認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえは、2024年10月に全国の小学1年生から中学3年生を対象にした調査を発表しました。この調査は、こども食堂に参加している子どもと参加していない子どもを比較し、その違いを明らかにするものです。結果として、参加者は非参加者に比べて地域への信頼感や社交性が高いことが示されました。

調査背景



こども食堂は全国に1万以上設置されているものの、地域によっては十分に利用できていない状態です。むすびえは、こども食堂が全国各地に点在し、誰もが利用できる環境を整えることを目指しています。この調査は、こども食堂が持つ多様な価値や効果を、数値で示すことで社会に向けた理解を深めることを目的としています。

調査方法



調査は、日本能率協会総合研究所に依頼し、小学1年生から中学3年生の保護者約23万人に無作為で調査を実施。子どもと一緒に回答を得る形で、2024年4月以降にこども食堂を利用した子ども達1,000人と、未利用者1,000人の合計2,000人を対象に行われました。

調査結果概要



1. 参加者の社交性の向上

調査結果によると、こども食堂に参加している子どもは、特に「地域の人に悩みを相談できる」と答える割合が74.6%で、非参加者の62.6%を上回ることが分かりました。同様に、参加者は「困った時に助けてくれる人がいる」と感じる割合も高かったです。

2. 居場所としての側面

参加者は、「自己の居場所」として地域やこども食堂を感じる傾向があり、特に65.2%がこども食堂を居場所と考えています。

3. 高頻度参加の利点

こども食堂への参加頻度が高いほど、笑顔や友だちとの交流が増え、地域への愛着や信頼感も強まる傾向がみられました。参加頻度が月に1回でも、他の子どもに比べて高い社交性を示しています。

孤独感や無力感の現状


一方、孤独感を抱える子どもや無力感を感じる子どもも多く、参加者の48.4%が孤独を感じると回答しています。また、朝食を摂れない頻度や、一人で夕食を食べる問題も示されました。これらの結果は、こども食堂がどのような子どもたちに支えられているかの実態を映画させるものです。

まとめ


この調査からは、こども食堂が地域のつながりを強化し、子どもたちの成長に寄与する貴重な場所となることが明らかになりました。今後も、むすびえはこども食堂の実情や価値を広め、社会全体の理解を深めていくことを目指します。


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会社情報

会社名
認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ
住所
東京都渋谷区千駄ヶ谷5-27-5リンクスクエア新宿16F
電話番号
03-6778-8230

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