前田建設が新たな蓄電システムを導入、地域電力の安定化へ期待高まる

前田建設が系統蓄電システムを導入

株式会社パワーエックスは、前田建設工業株式会社から系統蓄電システム「Mega Power」を受注しました。本案件では、3台の蓄電システムが納入され、総蓄電容量は8,226 kWhに達します。この新しいシステムは長野県御代田町に新設される「御代田町高圧蓄電所」に設置される予定です。

受注の詳細

受注したのは、パワーエックス製の系統用蓄電システム「Mega Power 2700A」で、合計3台が供給されます。このシステムは、電力需給のバランスを安定させるために不可欠な役割を果たします。運転開始は2026年冬から予定されています。

設置拠点と技術仕様

- 案件名：「御代田町高圧蓄電所」
- 所在地：長野県北佐久郡御代田町
- 蓄電コンテナ数：3台
- 合計蓄電容量：8,226 kWh（公称）
- PCS出力：1.9MW
- 運転開始時期：2026年冬（予定）

「Mega Power 2700A」は、20フィートコンテナサイズ（ISO規格）のシステムで、リン酸鉄リチウムイオン（LFP）バッテリーを使用しています。1台あたりの公称容量は2,742 kWhで、地域で製造された高品質な設備としての信頼性があります。

再生可能エネルギーの拡大への貢献

パワーエックスは、この蓄電システムを通じて、再生可能エネルギーのプロジェクトにも貢献する姿勢を示しています。日本の電力系統は従来の化石燃料から再生可能エネルギーへの移行が進む中、安定した電力供給を確保するための技術はますます重要になってきています。このような取り組みは、地域のエネルギーシステムの強化に寄与するものであり、今後も注目されるべき事業です。