商工中金とSME M&A (Thailand)の業務提携
この度、商工中金とSME M&A (Thailand)が業務提携契約を結びました。両社の協力により、タイ王国における中小企業のM&Aを活用した新たな進出支援を行います。この提携の背景には、近年の市場変化や中小企業の海外進出意欲の高まりがあります。
提携の目的と背景
タイに本社を持つSME M&A (Thailand)は、中小企業向けに特化したM&Aアドバイザリーサービスを提供しています。設立から約1年という短い間に、3件のM&A成約に成功している実績があります。代表の井氏は、日本国内及びASEANで10年以上のM&A経験を持ち、その豊富な知識とネットワークは大いに注目されています。
一方、商工中金は、全国の47都道府県に加えて、海外にも5拠点を展開する金融機関であり、多くの顧客が中小企業で構成されています。日本市場の縮小が予想される中で、中小企業の海外進出意欲は高まっており、これまであまり利用されなかったM&Aを活用する動きが増えてきています。
業務提携の内容
この業務提携の中で、SME M&A (Thailand)が持つM&Aノウハウと商工中金の広範な顧客ネットワークを組み合わせ、タイ王国におけるM&A支援の包括的なソリューションを提供することが目指されます。
具体的には、両社が協力して情報を共有し、中小企業がタイでの事業展開を円滑に進めるための支援を行います。商工中金の金融機関としての機能を活用し、より豊かなサービス提供を実現することも狙いの一つです。
代表者のコメント
商工中金の代表取締役社長、関根正裕は「海外進出を希望する中小企業にとって、タイ市場は重要な選択肢となっています。私たちは、そのサポートを更に強化するべく、この提携を結びました」と述べています。
SME M&A (Thailand)代表の井直大氏も、「この提携により、タイでのM&Aサービスの価値を高め、新しいサービスを展開できることを楽しみにしています。また、新しいプロダクトを通じて、より多くのお客様に貢献できるよう努力してまいります」とコメントしています。
この提携は、両社の成長を促進し、また日本の中小企業が世界市場において競争力を持つための重要なステップとなるでしょう。今後もこのコラボレーションを通じて、多くの中小企業がタイ王国における新たな事業機会を見つけられることを期待しています。
会社概要
株式会社商工組合中央金庫
- - 本社所在地: 東京都中央区八重洲二丁目10番17号
- - 設立年: 1936年
- - 資本金: 2,186億円
- - 店舗数: 国内102店舗、海外5店舗
- - 公式ウェブサイト: 商工中金
SME M&A (Thailand) Co., Ltd.
- - 本社所在地: タイ王国バンコク、Empire Tower Building (47階)
- - 設立年: 設立から約1年
- - 資本金: 200万バーツ(約900万円)
- - 公式ウェブサイト: SME M&A (Thailand)
この業務提携により、より多くの中小企業がタイでの新たな成功を収め、発展することを心より願っています。