釣りえさ革命
2022-01-14 16:00:03

食料廃棄物を環境に優しい釣りえさへ変える新たな試み

食料廃棄物を釣りえさへ!ECYCLE PROJECTがスタート



食料廃棄物を有効利用する取り組みが、IMARI株式会社と九州大学学生チーム、株式会社電通九州の共同によって始まりました。その名も「エサイクルプロジェクト」。このプロジェクトの目的は、近年深刻化している食料廃棄物や海洋汚染といった環境問題を解決することにあります。実際には、廃棄物を釣りえさに加工することで、無駄を減らし、かつ環境に負荷のかからないえさを提供することを目指しています。

廃棄物を釣りえさに再活用



このプロジェクトでは、海産物を加工する過程で生じる廃棄部分(アラや内臓など)を使い、その後、飼料工場で焼成して粉砕することで新たな釣りえさを作り出します。これにより、化学薬品を使用せず、海に優しい製品が生まれます。また、多くの釣りえさに見られるベタつきもなく、未開封であれば常温保存が可能なため、初心者にも扱いやすいのが特徴です。実際、鰹節のような香りが特徴で、誰でも試しやすいデザインが施されています。

女子学生のアイデアが生んだ斬新なデザイン



特に注目すべきは、九州大学の女子学生たちが参加し、ユニークな意見を提案したことです。釣りの経験がない彼女たちは、「手が汚れるのは嫌」という声から、スプーンでつかみやすいデザインを考案。その結果、釣り初心者でも手軽に利用できる釣りえさが誕生しました。「釣りは楽しみの一環で、手を汚さずにできるならもっと試してみたい」と話す学生たちの声が活きています。

環境に優しいパッケージ設計



さらに、IMARI株式会社は製品のパッケージにも環境への配慮を徹底。段ボール素材を用い、撥水加工技術を活用しています。これにより、水辺でも使えるパッケージを目指しており、同封されるスプーンなども段ボール製にすることを検討しています。このように、プロダクトの各面で環境負荷を減らす努力が続けられています。

食育の一環としての取り組み



製品名には「食料廃棄物から生まれた魚と環境にやさしい釣りえさ」が選ばれています。これは、釣りを通じて家族で環境問題や食糧廃棄について話し合うきっかけになってほしいという思いが込められています。福井康一郎代表取締役は、「このプロジェクトが食育にも貢献できれば嬉しい」と語ります。

施策サンプル配布イベントのお知らせ



プロジェクトの初動として、釣具のまるきんの福岡糸島店、佐賀北バイパス店、伊万里店、平戸店にてサンプル配布イベントを予定しています。2022年1月18日(火曜日)から実施され、サンプルが無くなり次第終了となります。

さらに、Makuakeでも出品予定ですので、詳細が公開になったら応援をよろしくお願い致します。

こうした新たな試みが、食料廃棄物問題の解決にどのように寄与していくのか、今後の展開に注目です。

会社情報

会社名
IMARI株式会社
住所
佐賀県伊万里市大川内町甲984-3
電話番号
0955-22-4185

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