パイフォトニクス、画期的なLED照明「ホロライト・ライン・フラット」を発表
静岡県浜松市に本社を置くパイフォトニクス株式会社は、2023年10月1日、直線平坦型光パターン形成LED照明「ホロライト・ライン・フラット」の受注を開始しました。この製品は、生産現場や検査ラインなどの安全対策に特化した設計がされており、業界内での大きな注目を集めています。
技術背景と製品概要
本製品は、同社が受けた地域の技術支援を受けて開発されました。MPA(マイクロプリズムアレイ)技術を駆使し、周辺部まで均一な明るさを確保することに成功。新たな設計の光学プリズムによって、視認性の高い直線状の光パターンを実現し、製造現場での安全性と効率性を向上させることが期待されています。
「ホロライト・ライン・フラット」は、44Wの出力を持ち、従来の36Wモデルと比較して、光出力が大きく向上。これにより、明るい環境下でも高い視認性を保てます。また、照明色のバリエーションも豊富で、赤、緑、青、白、電球色に加え、紫外光や近赤外光もラインアップされています。これらの特徴により、工場の安全管理や特殊用途にも幅広く対応できる製品となっています。
製品性能の詳細
「ホロライト・ライン・フラット」には、2つの特筆すべき特徴があります。まず、
平坦度の向上です。従来品よりも大幅に改善された平坦度により、光がより均一に分布し、対象物を正確に照らすことができます。これにより、工場内の動線や危険エリアがより明確に表示され、作業安全性が高まります。
次に、
光出力の増加です。44Wへの電力増加により、F型では1.18倍、FP型では1.08倍の光量が確保され、より明るいパターンの照明が可能になりました。この特性は、特に家庭や倉庫などの照明要件の厳しい環境で活躍します。
展示会情報と将来展望
「ホロライト・ライン・フラット」は、今後国内外の展示会に出展される予定です。国内では、2025年にトヨタ自動車本社での展示会や、静岡県内での産業振興フェアなどが予定されています。また、国際舞台でもドイツやタイでの展示が行われる予定です。これにより製品の認知が広がり、多様な業界でのニーズに応える機会を増やします。
まとめ
パイフォトニクスは、2008年の設立以来、LED技術を駆使した照明ソリューションを提供し続けています。これからも新たな技術開発への挑戦を続け、安全で効率的な製品を業界に送り出すことで、より良い未来を目指します。新型「ホロライト・ライン・フラット」は、その証として、幅広いニーズに対応する新たな一歩となるでしょう。