音の世界を楽しむ絵本『ポタポタ ぴちゃん!』
2025年6月13日に岩崎書店から新たに刊行される、著者中垣ゆたかによる絵本『ポタポタ ぴちゃん!』。この作品の特徴は、なんとオノマトペだけで構成されている点です。オノマトペは言葉の興味を育むために非常に重要であり、子どもたちが声に出して楽しむのに最適な要素が満載です。
オノマトペが織りなす音楽的なストーリー
本書では、葉っぱから「ポタポタ」とおちる水滴や、池に落ちる瞬間に「ぴちゃん!」という音が響き渡ります。そして、カエルたちが「ゲコゲコ」と鳴き始め、周囲にいる男の子も「ぱんぱん」と手を叩きます。このように次々と響く音が、様々な人や動物を引き寄せていきます。物語が進むにつれて、年齢や国籍を問わずみんなが「音」でつながっていく様子は、まるで音楽のような流れを持っています。子どもたちが初めて出会う音のリズムは、二拍子から三拍子へと変化し、そのリズム感がさらに気持ちを高めてくれます。
読む楽しさと音楽性
『ポタポタ ぴちゃん!』の魅力は、ただ音を楽しむだけでなく、声に出して読むことの楽しさにもあります。普通は絵本の読み聞かせに苦手意識を持つパパやママでも、この本は自然とお子さんと一緒に声を出し、体を揺らしながら楽しむことが可能です。オノマトペが織りなすリズムに身を任せて、楽しいひと時を過ごすことができるでしょう。
中垣ゆたかの画風と表現
中垣ゆたかさんの独特な画風は、人々の表情や動きを細やかに描写しています。彼の絵本は、いつも音を楽しむ自由さと、その中に存在する人々の豊かさが見事に組み合わさっています。読者はページをめくるたびに、音と人がどのように結びついているかを感じることができ、この体験が親子の絆を深める一助となるでしょう。
プロモーション動画でさらなる魅力発見
さらに、今回の新刊『ポタポタ ぴちゃん!』の制作秘話や楽しむポイントについて、中垣ゆたかさんのインタビューを含むプロモーション動画が公開されています。動画では、彼の創作への思いを聞くことができ、よりこの絵本を楽しむためのヒントも満載です。音声ありでぜひチェックしてみてください!
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書誌情報
- - 書名:『ポタポタ ぴちゃん!』
- - 著者:中垣ゆたか
- - 出版社:株式会社岩崎書店
- - 定価:1,540円(本体1,400円+税)
- - 判型:A4変型判 28ページ
- - ISBN:978-4-265-83146-3
この絵本は全国書店やネット書店で購入可能です。子どもたちと共に、音の冒険に出かけませんか?