最新のSLAM技術を活用したセミナーが和歌山で開催
APEX株式会社は、2024年12月13日金曜日に和歌山県の情報交流センターBig・Uにて、最新のSLAM(Simultaneous Localization and Mapping)技術を活用した3次元計測ソリューションのセミナーを開催しました。このセミナーでは、ハンディSLAMデバイスである「SLAM100」の特長や活用方法に焦点を当て、建設業や測量業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の重要性を訴えました。
開催の意義と背景
近年、建設・測量業界におけるDX推進の必要性が高まっています。特に3次元計測技術は生産性向上の鍵を握っており、具体的な導入方法やその利点を知ることは、業界関係者にとって必須です。セミナーでは、SLAM100の具体的な活用事例を紹介し、その導入メリットを示しました。
SLAM100の特長と仕様
SLAM100は、カメラセンサーを備えた手持ち式LiDARスキャナーで、ユーザーが自在に動きながら計測を行うことができます。従来のスキャン方式と異なり、機器を固定せずに計測できるため、作業効率が向上します。スペックとしては、270°×360°のレーザースキャニング視野角を持ち、最高で5cmの絶対精度を誇ります。これにより、点群データから様々な成果物を効率的に生成可能です。
測量業務におけるSLAM100の活用
国土地理院の公共測量マニュアルに準拠した高精度な三次元計測を実現するSLAM100は、測量業務のデジタル化に寄与します。そのため、建設業においては、i-Constructionの起工測量や出来形計測にSLAM Lidarを活用することで、大幅な業務効率化が期待されています。セミナーでは、点群データの取得方法やその結果をどのように活用するかについても詳しく解説しました。
参加者へのサポート
また、APEX株式会社は2025年度ものづくり補助金の申請代行サービスも提供しており、最新技術導入に関する情報をセミナー中に紹介しました。これにより、参加者は新しい技術を導入する際の経済的支援を受けやすくなります。
さらなる展開と今後の取り組み
APEX株式会社では、今後も全国各地でSLAMやドローンの活用に関するセミナーやウェビナーを定期的に開催する予定です。2025年以降の計画として、各産業に特化した3Dデータの収集・解析を一貫して支援し、「あらゆるデータ取得と解析を自動化する」ことを目指しています。
専門的な知識を得る場として、これらのイベントは高い期待を寄せられており、参加希望者はウェビナーの参加予約が可能です。最新技術を活用した実践的なノウハウを学び、自社のDX推進に役立てていくことが重要です。APEX株式会社は、この新しい技術を通じて、建設業界や測量業界の発展に貢献していく所存です。
企業情報
APEX株式会社は2021年に創業し、3Dデータやロボット分野に特化したスタートアップです。インフラ点検や森林計測、構造物の3D化など、幅広い産業におけるデータ取得プロセスとデータ解析を得意としており、2022年には自社プラットフォーム「Simple-Point」をリリースしました。このプラットフォームは、AIを活用したデータ解析を自動化し、より効率的なデータ活用をサポートします。