バリ島で20年目のフォトグラファー、野嶋姫佐の軌跡
地元を盛り上げることでフリーランスクリエイターのキャリア形成を支援するメディア「thinc Journal」は、新しい連載を発表しました。今回はインドネシアのバリ島で20年間活躍しているフォトグラファーの野嶋姫佐氏にスポットを当てています。彼女がなぜ異国でクリエイターとしてのキャリアを築くことを選んだのか、その背景や体験を掘り下げてみました。
野嶋姫佐氏のプロフィール
和歌山県出身の野嶋氏は、大学での生活を経て、写真に出会うことになりました。花屋のアルバイトをしていた際に「自由に撮っていいよ」と言われ、その瞬間からカメラの魅力にはまっていきました。「好きなことを追求して、何か新しい自分を発見しよう」という思いが次第に強まり、フォトグラファーとしての道を歩む決意を固めました。
バリ島での活動
野嶋氏のキャリアの最初のステップは、カメラの技術を磨くことから始まりました。大阪のフォトスタジオで学び、その後フリーのアシスタントとして多くの経験を積みました。バックパッカーとして世界を巡る中で、英語力を向上させるために新しい土地サイパンに渡ったのが2002年でした。
その後、出会いと縁がありバリ島に移住し、定住を決意。撮影会社を経営しながら、フォトグラファーとしての仕事を続けています。
異国での挑戦
バリ島に住んで約20年が経ちましたが、その間には多くの困難や挑戦があったようです。フォトグラファーとしての仕事を軌道に乗せるまでの道のりでは、特に人との関わりを大切にし、現在の撮影会社のオーナーからスタジオを引き継ぐ機会も得ることができました。
異国で生活し、働くことは常に日本とは異なる価値観や文化に触れる機会を提供してくれました。特に現地の人々との関わりの中で、その国民性や文化の違いに直面しつつ、自らの価値観を再構築するきっかけとなったと言います。
コロナ禍とその後
しかし、彼女の道のりは平坦ではありませんでした。コロナ禍の影響で多くのビジネスが打撃を受けた中、彼女もまた経営者として多くの壁に直面しました。それでも、その困難を乗り越え、新たな展望を持つようになりました。今後はさらに新しいプロジェクトに着手し、クリエイティブな活動を広げていく意欲を見せています。
今後の展望
「私の人生は、旅を通じて変わった様に感じます。これからも自分の好きなことを追求し続けたい」と語る野嶋氏。彼女の情熱が今後どのように展開されるのか、興味深いです。異国の地でのクリエイティブな思いが、どのような形で広がっていくのか、その変化を見守っていきたいと思います。
クリエイターとの新しい出会い
「thinc Journal」は、そんなクリエイターたちが集う場所として、全国のフリーランスクリエイターにとって貴重な情報源になっています。これからも地域に根ざしたクリエイティブな情報発信を続け、他のクリエイターたちの活躍をサポートしていくことでしょう。日本のクリエイティブ市場に新たな風を送り込む一助となることが期待されています。