インテック、AWSログ管理の新機能追加
株式会社インテック(本社:富山県富山市)は、統合ログ管理ソフトウェア「LogRevi」に新たに追加した機能、Cloud Receiver for AWSに関する発表を行いました。このオプション機能の導入により、企業はアマゾン ウェブ サービス(AWS)のセキュリティ監査ログを容易に取り込むことができ、より効率的なログ管理を実現します。
背景
近年、デジタルトランスフォーメーション(DX)の進展によって、クラウドソリューションが企業業務に広く浸透しています。特にAWSを利用したサービスの普及により、AWSが生成するPC操作ログやアクセスログの管理が重要視されています。企業からは、「AWSのセキュリティ監査ログを他のシステムのログと一元的に管理したい」というニーズが高まっており、これに対応する形でCloud Receiver for AWSが開発されました。
この機能追加により、企業は万が一のインシデントが発生した際に、その経路や原因などを迅速に把握しやすくなります。また、付属のレポートテンプレートを用いることで、ログ分析が一層簡便になります。
Cloud Receiver for AWSの機能
1. 専用ログ定義とレポートテンプレート
Cloud Receiver for AWSは、既に10種類の監査ログを収集・保管・レポート作成に対応する独自のテンプレートを提供します。これにより、すぐに運用を開始することが可能です。特に以下のようなログが事前に定義されています。
- - システムエラー・警告トレンド(CloudWatch)
- - 監査失敗イベントトレンド(セキュリティログ)
- - 通信拒否(Reject)トレンド(VPCフローログ)
2. 膨大なログの高速検索
インテックの独自技術によって、多量のログを高速で検索し、必要に応じて複数のログを連結して分析できます。これによって、複雑なインシデントの原因を迅速に特定できるのが大きな利点です。
3. 運用負荷の削減
AWSログと他サービスのログを統合することで、企業が抱えるログ管理の運用負担を軽減します。これにより、より効率的な業務運営が可能です。
4. 低コストでの導入
Cloud Receiver for AWSでは、AWSのセキュリティ監査ログを効率的に取り込むことができるため、導入コストを大幅に削減できます。また、新たに管理対象の仮想サーバーが増えても、ライセンス費用は変わらないため、安定した利用が可能です。
提供価格と導入プラン
現時点での価格は、オンプレミス版のCloud Receiver for AWSオプションライセンスが500,000円(税抜)となっています。なお、オンプレミス版を利用するためには別途「LogRevi」の本体ライセンスが必要です。詳細についてはお問い合わせいただく必要があります。
今後の展開
インテックでは、AWSログに対する対応をさらなる拡大を図り、監査対応レポートの強化と新しいサービスメニューの拡充に努める予定です。また、LogReviはマルチクラウド環境にも対応する計画であり、企業への導入をさらにスムーズに進めるための取り組みを強化していきます。
無料オンラインセミナーの開催
Cloud Receiver for AWSの紹介を目的とした無料オンラインセミナーが開催されます。以下の詳細をご参照ください。
開催概要
- - 日時:2025年10月8日(水)15:00~16:00
- - 場所:オンラインWebセミナー(Zoom)
- - 参加費:無料
- - 詳細・お申し込み:こちらをクリック
統合ログ管理ソフト「LogRevi」とは
インテックの「LogRevi」は、2008年に販売が開始され、1,000社以上に導入されているセキュリティ製品です。様々なシステムのログを統合管理できるだけでなく、高速な検索や複数ログのビューア、レポーティング機能が充実しています。
今後も企業のニーズに応じたサービスを提供し、デジタル社会の進展に寄与していくインテックから目が離せません。