エイムの革新:持続可能な陸上養殖システムの実現
エイム株式会社が開発した完全閉鎖循環式陸上養殖システムが、名古屋市を拠点とするトヨタ紡織株式会社に供給され、岩手県大槌町に設置されました。このシステムは、人工海水を循環利用することで、天然海水を必要とせず、任意の陸上に配置可能です。これにより、限られた沿岸空間を有効に活用し、年々厳しさを増す水産業の需要に応えることを目指しています。
沖縄での実証実験による確実性
エイムは、2022年に沖縄県うるま市で行った実証実験を通じて、システムの根幹となる技術の安定性と実用性を検証しました。これにより生育環境の安定性や操作面での問題点を洗い出し、システムの精度を向上させてきました。この実験を経て、実用化を果たし、今回のトヨタ紡織への販売となりました。
磯焼け対策と水産資源の育成
システムのもう一つの大きな特長は、深刻化する磯焼け問題への対策としても期待されている点です。ウニの捕獲を行うことで、海藻の成長を促す環境を整えることができます。捕獲したウニは、システム内で育成し、最終的には市場に供給されることが可能です。これにより、磯焼けを改善しつつ、水産物の付加価値を高め、経済的な利点も生まれることが期待されています。
環境保全と経済の両立を目指す
エイムの養殖システムは、環境保全だけでなく、収益機会の創出にもつながります。海藻の生態系が復活することで、二酸化炭素の吸収量が増加し、長期的にはブルーカーボンの推進にも寄与することが見込まれています。これにより、持続的な水産業の推進と経済的側面が両立できるのです。
システムの特色と持続可能性
この完全閉鎖循環式養殖システムには、次のような特長があります:
- - 海水温の変動や赤潮など、海洋環境変化の影響を受けない
- - 人工海水を外部に流さない循環構造により、海洋汚染のリスクを回避
- - 人工海水の水温・水質管理により、生育速度の向上が可能
- - 海沿いに限られず、立地制約が少ない
- - 天候に左右されず、作業者の労働環境を改善
これらの特性により、エイムは水産業が直面する課題に対し、解決策を提供する役割を果たすことを目指しています。
今後の展望
エイムはしっかりとした地域社会との協力を通じて、持続可能な産業基盤の構築に貢献し続ける予定です。将来的には、養殖システムの普及や技術の向上を目指し、より多くの場所での活用が実現できるよう取り組んでいきます。これが持続可能な水産業の未来への一歩と信じています。
会社概要
- - 会社名: エイム株式会社 (AIM Co., Ltd.)
- - 代表取締役社長: 鈴木 幸典
- - 設立: 1998年3月13日
- - 本社: 愛知県名古屋市中村区名駅1-1-1 JPタワー名古屋25階
- - URL: エイム株式会社公式サイト
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