アドバンテック、AI搭載8K対応デジタルサイネージプレイヤー「DS-086」を発売
この度、アドバンテック株式会社は、8K解像度に対応した薄型デジタルサイネージプレイヤー「DS-086」を発表しました。本製品は、4Kディスプレイ4台を接続することで8Kの高精細な映像表示を実現するだけでなく、AIエンジンを搭載し、マーケティング効果の最大化を目指した画期的な製品となっています。
圧倒的な高画質と柔軟な接続性
「DS-086」の最大の特徴は、その高解像度表示能力です。4つのHDMI 2.1端子を備え、4台の4Kディスプレイを接続することで、7680×4320ピクセルの8K映像出力が可能になります。これにより、鮮明で迫力のある映像表現を実現し、従来のサイネージでは得られなかった圧倒的な視覚効果を提供します。
さらに、USB 3.0、RS-232端子、そして2.5Gb LANポートを2つ搭載することで、様々な周辺機器との接続性にも優れています。カメラからの映像入力や、既存のコンテンツ管理システム(CMS)とのシームレスな連携も可能です。
AIによるデータ分析とマーケティング効果の向上
「DS-086」は、AI演算能力を備えていることも大きな特徴です。USBやRS-232端子に接続されたカメラなどから取得した顧客行動データをリアルタイムで分析・管理することで、サイネージ広告の効果を最大限に高めることができます。これにより、より効果的なマーケティング戦略の立案・実行が可能になります。
具体的には、顧客の滞在時間や注視時間などのデータを分析し、広告の配置や内容を最適化したり、顧客の属性情報に基づいてパーソナライズされた広告を配信したりすることが可能です。
薄型・省スペース設計と安定したストリーミング性能
厚さわずか22mmの薄型筐体で、設置場所を選ばないのも「DS-086」の魅力です。量販店や展示ホール、企業の制御室など、スペースが限られた場所でも容易に設置できます。
また、2つの高速2.5Gb LANポートを搭載することで、安定したメディアストリーミングを実現。天気予報や株価情報、リアルタイムニュースなどをスムーズに、4K解像度で4画面同時表示できます。
高性能CPUとOpenVINO™対応
「DS-086」には、インテル Core™ Ultraプロセッサ(Meteor Lake)とインテル Arc™ グラフィックスを搭載。高い処理能力とグラフィック性能により、スムーズな8K映像再生とAI演算を両立しています。さらに、インテルが提供するAIパフォーマンス最適化ツールキットOpenVINO™にも対応しており、AIアプリケーションの開発を容易に行えます。
まとめ
アドバンテックの「DS-086」は、高画質、AIによるデータ分析、そして柔軟な接続性を兼ね備えた、次世代デジタルサイネージプレイヤーです。スマートシティやインダストリー4.0といった、高度なデジタルサイネージソリューションが求められる様々なシーンで活躍が期待されます。その高い性能と汎用性から、今後のデジタルサイネージ市場において大きなインパクトを与える可能性を秘めています。