進研ゼミ小学講座と漢検協会の特別なコラボレーション
進研ゼミ小学講座と公益財団法人日本漢字能力検定協会が手を組み、小学生たちが選ぶ「今年の漢字」の結果を発表しました。この取り組みは、教育現場での漢字教育の重要性を再認識させ、小学生たちの学びを深めるものとなっています。
小学生が選んだ「今年の漢字」
2025年11月6日から11月24日までの期間中、小学生の「進研ゼミ小学講座」会員からの応募を受け付け、合計9,853件の応募が寄せられました。その中から選ばれた上位の漢字は、
「楽」「熊」「万」「米」です。特に「楽」は多くの小学生たちが日々の生活を楽しむ様子を表しており、子どもたちの生活や意識を反映した選び方が際立ちます。
進研ゼミの責任者、水上宙士氏は、「漢字が選ばれた背景に、令和の米騒動や大阪・関西万博などの社会的な事象が影響していることを感じます。子どもたちが自分の言葉で漢字を選ぶ姿勢が、非常に頼もしく思えます」と述べています。このことから、子どもたちが社会の出来事に関心を持ち、自ら考える力を育んでいる姿が伺えます。
おそらく、特に印象に残るニュース
さらに、別途募集した「小学生の最も印象に残ったニュース」では、初の女性総理大臣誕生が選ばれ、特に今年は初めての挑戦や体験が子どもたちの心に強く残ったことが読み取れます。「今年の漢字」の3位に選ばれた「初」と合わせて、彼らが目撃し感じたできごとが、彼らの成長や価値観に影響を与えていることは間違いありません。
漢字学習の意義
漢字学習は当然、子どもたちの学力向上だけでなく、自分の感じたことや考えを言語化する力を育てる上でも重要です。株式会社ベネッセコーポレーションは、引き続き子どもたちの成長を支援し、彼らが未来に向かって羽ばたけるような環境作りに努める考えを示しています。
漢検協会の強調点
また、公益財団法人日本漢字能力検定協会の執行役員、山田昌哉氏は、「今年の漢字」が30年の歴史を持つイベントであり、子どもたちが漢字を通じて多様な価値観を理解し、持続的な学びにつながることを期待しています。漢字教育が社会的な話題を自身の経験と結びつけ、コミュニケーション能力を向上させる基盤として機能することを強調しています。
漢字を用いた学びの促進
進研ゼミ小学講座では、日常的に漢字学習を取り入れ、漢検合格を目指した特別キャンペーンも実施しています。具体的には、漢字検定合格者には受講費からの割引が行われ、合格に向けた対策がしっかりとサポートされています。
このように、進研ゼミ小学講座と漢検協会のコラボレーションは、子どもたちが自分の言葉を持ち、社会について深く考えるきっかけを提供する素晴らしい事例と言えるでしょう。教育は未来を切り開く力を持っており、その力を育むための努力が続いていくことが期待されています。