中高生のための新しいデジタル教育プログラム
近年、デジタル技術の進化に伴い、教育現場でもAIやプログラミング教育の重要性が増しています。この動きの一環として、株式会社エクシード(本社:東京都渋谷区、代表取締役:澤部愛子)が運営する「TechHigher」は、中高生がプログラミングをより身近に感じ、学ぶことができる『デザイン初級講座』に新たにCanva AIを活用した教材を追加しました。
Canva AIとは?
Canva AIは、デザイン制作プラットフォームCanvaに搭載された人工知能機能です。ユーザーがキーワードや文章を入力することで、画像やスライド、動画などを自動生成できる優れたツールです。今回の講座では、特にAIコーディング機能に焦点を当て、安全かつ簡単にアプリ開発を体験できる内容となっています。
新教材の概要
この新たに追加した教材は、生徒がAIとコミュニケーションを取りながらアプリを制作することを重視しています。具体的には、以下のような「AIとの会話術」を学ぶ内容です:
- - 目的を明確にする:生徒は「何を作るか」「誰に向けたものか」「どんな雰囲気であるべきか」を最初に明快に伝えます。
- - 具体的な指示を出す:曖昧な言葉を避け、色や時間、用途などを定量的に表現します。
- - 出力を見て調整する:AIは一度では完璧に応答しないため、生徒は生成された結果を観察し、必要に応じて修正指示を出します。
このプロセスを通じて、生徒はAIと共創する力、観察力、調整力を自然に身につけていきます。
実践的な制作ワーク
講座の中では、実際にAIにプロンプトを与えながら『キッチンタイマー』をデザイン・開発する体験が行われます。具体的なステップは以下の通りです:
1.
プロンプト入力:カウントダウンタイマーのテンプレートを使用し、必要な時間範囲や用途、視覚効果を設定します。
2.
AIによるコード生成:Canva AIが150行以上のHTML、CSS、JavaScriptコードを自動的に生成します。
3.
ビジュアルとコードの調整:生成したコードとデザインを見比べながら、バージョン管理を行ったり、細かい修正指示を出します。
4.
完成作品の発表:参加者は、自分が指示した内容をもとに生成された様々なデザインのキッチンタイマーを共有します。
このプロセスでは、同じ指示でも異なる生成結果が出るため、生徒は自己のクリエイティブな主導権を持って制作を進めることができます。
育成される能力
この新たなCanva AIコーディング講座を通して、受講生は以下の能力を養います:
- - AIに意図を的確に伝える表現力
- - プロンプト設計力
- - 生成物を見て改善点を指摘する批評力
- - デザインとコードの関連性を理解する力
- - AIと共に作品を作る成功体験
これにより、受講生はただ操作を学ぶのではなく、現在のデジタル社会に必要なクリエイティブなリテラシーを活動的に身につけることができます。
総仕上げ教材としての位置づけ
この新教材はデザイン初級講座のフィナーレを飾り、受講生が基礎知識を「AIに正しく伝える能力」へと昇華させる位置づけとなっています。レイアウトや配色、フォントの基礎知識が、AIに説明し形にする力に繋がります。
静岡・袋井での特別ワークショップ
新教材に基づいた90分のワークショップも開催予定で、プログラミング未経験者でも安心して参加できる内容になっています。学生から大人まで、AIを活用したものづくりに興味がある方々に広く門戸が開かれています。興味のある方は、ぜひお申し込みください。
お問い合わせ
今回のCanva AI教材に関心のある方は、ライセンス提携校としてTechHigherのデザイン初級コースに興味を持っている方々も、ぜひ説明会にお越しください。設定された日程は、2026年1月20日(火)と2026年2月4日(水)となっており、詳しい情報は公式サイトをご覧ください。