「発見!ふくしまフェア」開催の背景
福島県は、震災や原発事故という困難な時期を経て、復興の道を歩んでいます。その中で特に注目されるのが、福島県産の水産品です。震災後、多くの人々の心に残る風評被害を撲滅するため、東京電力ホールディングスと株式会社フーディソンは、共同で「発見!ふくしまフェア」を開催する運びとなりました。これは、2025年6月6日から10日まで、全10店舗で実施され、福島県産の新鮮な海の幸を知ってもらうことが目的です。
フェアの意義と目指すこと
「応援消費」から「日常の選択肢」へ変化してきた福島県産水産品は、依然として復興の過程にあります。2023年の沿岸漁業の水揚げ量は震災前の25.6%に過ぎない状況で、販売金額も約40億円と、かつての賑わいにはほど遠いのが現実です。それでも、フェアを通じて「常磐もの」の良さを広め、消費者に「おいしいから買いたい」という気持ちを育む努力を続けています。
フェアの詳細
フェアの開催にあたり、イベントでは福島県産の水産品を使用した限定メニューが登場します。特に注目されるのは、フェア限定の丼やオリジナル惣菜メニューの販売です。また、訪れたお客様には「ふくしまオリジナル米『天のつぶ』5kg」が当たるプレゼントキャンペーンも用意されています。
開催概要
- - 日時: 2025年6月6日(金)〜6月10日(火)
- - 場所: サカナバッカ全10店舗(中目黒、中延、都立大学、五反田、エキュート品川店、エキュートエディション新橋店、グランスタ東京店、グランスタ丸の内店、エキュート大宮店、エキュート秋葉原店)
- - 内容: フェア限定丼や惣菜の販売、福島県産水産品の直接販売
- - URL: サカナバッカ公式サイト
フェアに寄せる思い
フェアの実施には多くの関係者の想いが込められています。産地仲買人の飯塚さんは、機会あるごとにお客様と直接対話し、リアルな声を聞くことを大切にしています。それにより、お客様が本当に求めている鮮魚を提供するための努力が続けられています。
また、東京電力ホールディングスのコメントからも彼らの責任感が伝わります。彼らは福島県産品の風評被害を払拭し、首都圏での販促活動を強化しています。
サカナバッカについて
サカナバッカは、東京都内に9店舗、埼玉県に1店舗を展開する鮮魚専門店です。地域の豊かな魚文化を広めるため、一般向けに魚市場の魅力を感じてもらうべく、珍しい魚種や高鮮度の鮮魚を取り揃えています。オフラインとオンラインを融合させた新しい購買体験を提供し、幅広い世代にアプローチしています。
今後も彼らの取り組みを通じて、福島県の水産業が再び賑わいを取り戻すことを期待し、皆さんもぜひフェアに足を運んでみてはいかがでしょうか。