高校生のビジネスモデル発表
2024-09-03 16:56:12

高校生が描く未来、社会を変えるビジネスモデルの数々が集結!

公益財団法人みんなの夢をかなえる会が主催する「高校生みんなの夢AWARD5」が、8月22日に国立オリンピック記念青少年総合センターで開催されました。このコンテストは、全国の高校生たちが社会問題をビジネスの力で解決するアイデアを発表する場です。今回の大会には、日本全国から202校、1,554名の高校生がエントリーし、厳選された10名のファイナリストが自身のビジネスプランを披露しました。

当コンテストは、14年間にわたって起業家の育成を目的として開催されている「みんなの夢AWARD」の一環であり、2020年からは特に高校生に焦点を当てたビジネスモデルコンテストが行われています。高校生たちは、オンラインで無償提供される「ソーシャルビジネス学習プログラム」を通じて社会課題について深く学び、その解決に向けたビジネスモデルを考案します。

グランプリの輝き



今回のグランプリに輝いたのは、郁文館高等学校の1年生、高畠奏大さんです。彼は「無駄なしきのこ畑〜農業に革命を〜」というビジネスアイデアを発表しました。具体的には、ソーラーパネルのデッドスペースを利用した持続可能なきのこ栽培のモデルです。また、使用した菌床を昆虫の餌とする循環型システムを構築し、養殖した昆虫から得られる糞を用いて堆肥を作り、さらに販売も行うという斬新なアイデアです。高畠さんのモデルは、既存のビジネスモデルを組み合わせ、新たな価値を創造した点が評価され、グランプリを受賞しました。

準グランプリも注目の発表



同じく注目を集めたのが、準グランプリを受賞した真貝修太郎さん(大阪医科薬科大学高槻高等学校2年生)です。彼のビジネスアイデアは、入院中の子どもたちに学ぶ場を提供するもので、オンラインサービスを立ち上げるというものです。この仕組みでは、教育コンテンツ、カウンセリング、学習管理などを組み合わせ、患者の孤独感や学習の損失を解消しようとしています。

カテゴリーは多岐に渡る



10名のファイナリストたちは、テーマに沿った多彩なビジネスモデルを発表しました。例えば、愛媛県の奥津音乃さんは、地域のプロスポーツチームを支援するための「総合型地域スポーツクラブ」を提案。名古屋経済大学市邨高等学校の撹上龍之介さんは、発達障害の子ども向けの囲碁教育のアイデアを展開しました。また、N高等学校の佐藤奏音さんは、SDGsをテーマにした教育プログラムを提案し、若者の未来志向を育てることに力を入れています。

次回は「大阪・関西万博」で



この「高校生みんなの夢AWARD」は毎年開催され、次回は2025年度に「大阪・関西万博」と連携して行われる予定です。万博の趣旨に則り、海外の高校生からもエントリーが受け付けられ、教育と国際交流を通じて夢を育てる機会として期待されています。

この大会を通じて、高校生たちが自らのアイデアで社会を変える力を感じられることが、彼らの夢の実現へとつながることに貢献しています。今後も全国の高校生たちの活躍に目が離せません。


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会社名
公益財団法人みんなの夢をかなえる会
住所
東京都大田区羽田一丁目1番3号
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