VTuber制作プログラムが松商学園高等学校でスタート
松商学園高等学校が新たにVTuber制作プログラムを導入することが発表されました。このプログラムは、2025年4月に開校する通信制課程の生徒を対象にしており、デジタルクリエイターとしてのキャリアを考える良い機会となることを目指しています。運営を行うのは、株式会社Edutainment-Labで、主に東京都渋谷区に拠点を置いています。
実践的なカリキュラムを基にした短期プログラム
このVTuber制作プログラムは、MEキャンパスの「VTuberモデリング専攻」を活かしたもので、教室での対面形式で実施されます。参加生徒は、動画教材を使い自分のペースで3Dアート制作を体験することが進められています。単に技術を学ぶだけでなく、VTuberやさまざまなデジタルコンテンツの制作過程を知ることができる貴重な経験となります。このプログラムは、キャリア学習の一環としても位置づけられています。
初体験のCG制作に挑む学生たち
6月12日に行われた体験会では、通信制の学生たちが3Dの「ペンライト」を制作に挑戦しました。この初めてのCG制作体験は、多くの学生に新たな学びをもたらしました。「難しかったが、自分が作りたいものがどうやって形になっていくのかが理解できて面白かった」というように、参加者たちからは前向きな感想が寄せられ、創造性を刺激する取り組みであったことがうかがえます。また、体験会は信濃毎日新聞と市民タイムスにも取り上げられ、大きな反響を呼びました。
将来の進路を見据えた取り組み
2025年9月には、さらに2日間のプログラムが実施される予定です。このプログラムでは、オリジナルのVTuberアバターを制作することができ、エンターテインメント業界でのクリエイターの仕事を体感することができます。その内容は他校にも展開される予定で、学生たちが自分の「好き」を基に進路を選ぶきっかけとなればと考えられています。今後もEdutainment-Labは、教育機関との連携を強化し、若い世代に向けた創造的なキャリアのチャンスを提供していく方針です。
松商学園高等学校について
創立127年を迎える松商学園高等学校は、地域の教育に根差した伝統校です。「自主独立」の精神を持ち、一人一人の成長を支えることを目指しています。全国大会でも多くの優勝・入賞の実績を持つ松商学園は、多様な人材の育成に努め、2025年4月には大学連携型通信制課程も開設予定です。学校は長野県松本市にあり、地域のさまざまな分野で活躍する卒業生を輩出しています。
MEキャンパスについて
「MEキャンパス」は、オンライン学習プラットフォームとして独自のサポート体制を確立しています。アウトプット中心の学びに加えて、全方位型サポートによって、学生が持続的に成果を挙げるための環境を整えています。これにより、リスキリングの需要にも応え、デジタルクリエイターとしてのキャリアを目指す若者たちの学びを支援しています。
この新しい取り組みを通じて、多くの学生がVTuberという新たな分野での可能性を広げ、自らの未来を切り拓いていくことに期待が寄せられています。