パナソニックの新製品、ケーブルストリッパーアタッチメント60
パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社は、2025年12月15日に電動工具ブランド「EXENA(エグゼナ)」から新しいアタッチメント「ケーブルストリッパーアタッチメント60」を発売することを発表しました。この新製品は、「ONE ATTACH(ワンアタッチ)」シリーズに対応しており、特に建築業界における作業効率の向上を目指しています。
建築業界の現状とニーズ
現在、建築業界では若年層の職人が減少し、高齢の職人が増加しているという悩ましい状況が続いています。2024年4月からは罰則付きの時間外労働規制も施行され、これに伴い、業務の生産性向上と処遇改善が急務となっています。このような背景から、業務を効率的に進められるツールの導入が求められています。
新しいアタッチメント「ケーブルストリッパーアタッチメント60」は、このようなニーズに応えるために開発されました。
「ONE ATTACH(ワンアタッチ)」の魅力
「ONE ATTACH」シリーズは、同一の本体で異なるアタッチメントを簡単に取り替えられるという特長があります。これにより、現場での作業効率が大幅に向上します。新たに登場するケーブルストリッパーアタッチメントは、充電インパクトドライバー(EZ1PD1)または充電ドリルドライバー(EZ1DD3、EZ1DD2)に簡単に装着できます。
このアタッチメントは、ケーブルの被覆を剥くために設計されており、CVケーブルにおいては8、14、22、38、60平方ミリメートルの5種類の配線径に対応しています。また、12〜50 mmの剥き長さもすべてツールレスで調整可能です。これにより、作業をよりスピーディかつ精度高く行えるようになります。
より幅広い作業が可能に
新アタッチメントの導入によって、充電ドリルドライバーを使える領域が広がり、より多くの盤作業に対応することができます。具体的には、盤開口からブレーカとの端子締結までの一貫した作業が可能になり、職人の負担を軽減することできます。
販売情報
新たなケーブルストリッパーアタッチメント60の品番はEZ9HX508で、希望小売価格は税込131,780円。発売日は2025年12月15日を予定しています。また、年間販売目標は1,800台を見込んでいます。
パナソニックの今後の展望
パナソニックは、今後も「ONE ATTACH」シリーズの製品ラインアップを充実させていく方針です。これにより、建築業界の多様なニーズに応えるだけでなく、全体の生産性向上にも寄与していくことを目指しています。
この新製品により、毎日の作業環境が変わることに期待が高まります。作業の効率化を図りながら、今後の建築業界を支える新たな力となることでしょう。