環境的レジリエンス:パキスタンの新たなる挑戦
2025年大阪・関西万博が近づく中、パキスタン政府は気候変動対策と持続可能な未来をテーマに、特別イベント「環境的レジリエンス:クリーン&グリーン・パキスタン」を開催します。このイベントは、国際的な舞台で自国のビジョンを発信する重要な機会となります。
万博の中でのパキスタンの役割
5月16日、万博の「コミュニティとモビリティの未来」ウィークの一環で行われる本イベントは、パキスタンの環境政策やレジリエンスを中心に据えています。基調講演に立つのは、在東京パキスタン大使館経済担当公使のイーファン・アッバース・シャー博士です。彼は、パキスタンがどのようにして気候変動に取り組み、持続可能な社会を目指して言語化するかを振り返る予定です。
高度な専門知識が集結
その後にはハイレベルなパネルディスカッションが続き、ナショナル・カーボンマーケット政策やグリーン・パキスタン・プログラムなどの革新的な政策が取り上げられます。登壇者には、気候変動・環境調整省の次官であるアイシャ・フメラ・チョードリー氏をはじめ、著名な専門家たちが集い、パキスタンの気候政策を深掘りします。モデレーターは、同省のカリダ・バシール共同次官で、政策の実行と調整について豊富な知識を持ちます。
持続可能な未来を見据えて
「持続可能な未来への歩み」をテーマに、このイベントは国際的な対話を促進し、新しいパートナーシップの構築を目指しています。また、パキスタンの気候レジリエンスに関する確固たる姿勢を世界中に発信することを期待しています。会場には、ビジュアルストーリーテリングや環境理念を基にした記念品など、来場者の共感を深める要素が豊富に用意されます。
環境と文化の融合
パキスタンパビリオンでは、感覚に訴える「ヒーリングガーデン」や、自然と調和を象徴する「ピンクソルトの塔」が魅力です。訪問者は、パキスタンの物語を体験することで、その持続可能性や文化遺産に対する理解を深めることができます。このような体験を通じて、単なる言葉ではなく、「体験」としてパキスタンの持続可能性の精神が伝わります。
パキスタンのメッセージ
気候変動・環境調整省のムハンマド・ナシール氏は、今回のイベントを通じて、気候危機に直面するパキスタンの姿を希望のメッセージとして世界に届けると述べています。彼のビジョンは、全ての人と自然が共存できる未来を築くことです。
イベント情報
- - 日程: 2025年5月16日(金)
- - 時間: 午前9時30分〜正午
- - 場所: テーマウィークスタジオ大阪・関西万博2025会場ウエストゲートゾーン W01
このイベントは、世界中の視聴者向けにライブ配信される予定です。配信リンクは、
こちらをご確認ください。
結びに
2025年大阪・関西万博は、単なる博覧会ではありません。全世界が抱える課題を解決するための集まりであり、各国がその取り組みを披露する機会です。パキスタンの取組みがこの場においてどのように評価され、新たな国際的な協力の芽が生まれるのか、期待が高まります。