日韓国交正常化60周年記念の新たな一歩
2025年、日韓国交正常化から60年を迎えるこの記念すべき年に、一般社団法人睡眠ヘルスケア協議会(SHA)と韓国の韓国機械電気電子試験研究院(KTC)は、睡眠ヘルスケア領域での連携を強化するための協力覚書(MoU)を締結しました。このMoUは、科学的根拠に基づいた睡眠産業の発展を目指すものであり、両国にとっての重要な国際連携の第一歩となります。
発表会の様子
2025年11月4日、東京・霞が関にある大韓貿易投資振興公社(KOTRA)東京IT支援センターにて発表会が行われました。KTCから来日したユ・ジェヨル副院長や、著名な来賓である自由民主党の上野賢一郎厚生労働大臣、経済産業省の明石順子課長補佐などが祝辞を述べました。彼らは、両国の協力による睡眠ヘルスケアの向上を期待し、新たな連携に向けた士気を高めました。
共通の課題への取り組み
日本の平均睡眠時間はOECDでは最も短く、長時間労働や精神的ストレスが大きな要因とされています。韓国でも同様の問題が起きており、両国ともに睡眠の質を改善する社会的取り組みが必要とされています。両国の睡眠問題に共同で取り組むことで、両国のヘルスケア産業のさらなる発展を目指します。
MoU締結後の展望
本MoUに基づき、SHAとKTCは、以下の4つの領域で協力を進めていきます。
- - 睡眠製品・サービスの標準化や認証制度の共同検討
- - スリープテックやAIを活用した評価および共同研究
- - 国際競争力の向上を目指し、睡眠データの国際標準化ガイドラインの策定
- - 会議やシンポジウムの共同開催
このような取り組みを通じて、睡眠を中心としたヘルスケア産業の信頼性を高め、国際的な発展を図ってまいります。
60周年を迎える日韓国交正常化
日韓国交正常化60周年は、1965年に締結された「日本国と大韓民国との間の基本関係に関する条約」から始まりました。この特別な年において、両国が協力し、共通の社会課題に挑む姿勢を示すことは、両国がより親密な関係を築くための重要な一歩となります。
睡眠ヘルスケア協議会(SHA)について
一般社団法人睡眠ヘルスケア協議会(SHA)は、ヘルスケア分野において睡眠商品やサービスを提供する事業者と専門家が中心となり活動しております。睡眠サービスのガイドライン策定や、スリープサポート認証制度の運営を行い、消費者が安心してサービスを受けられる社会を求めています。
SHAとKTCの連携によって、これからの睡眠ヘルスケアの未来がより明るいものになることが期待されます。両国の協力による新たな技術と知識の融合が、世界中の人々に良質な睡眠をもたらす日が待ち望まれます。