自動車メーカー4社の不正行為に対する国土交通省の対応:立入検査の結果、再発防止策の実施状況について

自動車メーカー4社の不正行為に対する国土交通省の対応:立入検査、再発防止策、基準適合性の確認



国土交通省は、型式指定申請における不正行為の報告があったマツダ、ヤマハ発動機、本田技研工業、スズキの4社に対し、5月より順次立入検査を実施しました。検査の結果、4社から報告された不正行為の事実関係や組織体制などを確認し、新たな不正行為は発見されませんでした。

1. 立入検査の結果と指導

  • - マツダ、ヤマハ発動機、本田技研工業は、再発防止策を実施中であることを確認しました。
  • - スズキは、再発防止策の実施を完了していることを確認しました。

国土交通省は、型式指定申請における不正行為の再発を防止するため、マツダ、ヤマハ発動機、本田技研工業に対し、策定した再発防止策を確実に実施するとともに、その実施状況について半年ごとに報告するよう指導しました。

2. 不正行為が確認された車種の基準適合性の確認

  • - 4社で不正行為が確認された31車種について、基準適合性の確認を行った結果、全て基準に適合していることを確認しました。
  • - このため、マツダとヤマハ発動機に対する現行生産車3車種の出荷停止指示を解除しました。

3. 型式指定申請における不正行為に関する調査の追加報告

  • - 型式指定申請における不正行為の有無に関する調査は、17社のうち15社から不正行為はない旨の最終報告がありました。
  • - 調査継続中の2社に対しては、最終的な調査結果の速やかな提出を指示しました。

国土交通省は、自動車メーカーの不正行為に対して厳正な対応を行い、自動車の安全性を確保するため、今後も引き続き調査や指導を行っていくことを表明しています。

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