JENESYSプログラム:未来を担う学生たちの交流が日越友好を深める
2024年11月、日本の大学生10名が、外務省が推進する国際交流事業「対日理解促進交流プログラムJENESYS」の一環として、ベトナムへ派遣されました。このプログラムは、日本文化の紹介を通してベトナムの学生たちの日本への理解を深め、両国の友好関係を強化することを目的としています。
ベトナムでの多様な交流:文化体験から社会貢献まで
参加学生たちは、ハノイを拠点に、多岐にわたる活動を行いました。まず、在ベトナム日本国大使館やYouth International Cooperation Development Center (CYDECO)を表敬訪問し、外交関係者との交流を深めました。
その後は、ハノイ貿易大学やハノイ大学など、複数の大学を訪問。日本の大学生活や文化、社会についてプレゼンテーションを行い、活発な意見交換を行いました。学生同士の交流を通して、互いの文化に対する理解を深め、友情を育みました。
さらに、JICAベトナム事務所での講義や、LOD人材開発株式会社の視察を通して、日本の国際協力や企業活動について学びました。これらの活動を通して、ベトナムの社会課題への日本の貢献についても理解を深める機会となりました。
ホームステイ体験も、このプログラムの大きな魅力の一つです。ベトナムの家庭に滞在することで、日常生活や文化を肌で感じ、より深くベトナム社会を理解することができました。週末には、ハノイ大教会やタンロン遺跡などの観光名所を訪れ、ベトナムの歴史と文化に触れました。
未来への架け橋:両国の友好関係を促進
今回のプログラムは、単なる観光旅行ではありません。参加学生たちは、日本文化を紹介するだけでなく、ベトナムの学生たちと積極的に交流し、両国の友好関係を育む努力を続けました。ワークショップを通して、具体的な課題について議論し、未来に向けた協力関係を築くための第一歩を踏み出しました。
プログラムを通して、参加学生たちはベトナム文化への理解を深めると同時に、国際的な視野を広げ、多様な文化を受け入れることの大切さを学びました。この経験は、彼らが将来、国際社会で活躍する上で大きな力となるでしょう。
JENESYSプログラム:アジアとの絆を深める取り組み
JENESYSプログラムは、日本とアジア大洋州の各国・地域間の人的交流を促進することを目的としています。このプログラムは、参加者による日本についての対外発信の強化、そして我が国の外交基盤の拡充に大きく貢献しています。
今回、ベトナムを訪問した学生たちは、このプログラムの意義を体現しました。彼らの熱意と努力は、日越両国の友好関係をさらに発展させる力となるでしょう。今後も、JENESYSプログラムを通じた国際交流が、世界平和と相互理解に貢献していくことが期待されます。
プログラム概要
名称: 対日理解促進交流プログラム(JENESYS)派遣プログラム「日本・ベトナム日本語・日本文化交流(日本人大学生派遣)」
派遣期間: 2024年11月19日(火)~11月26日(火)
派遣国: ベトナム
対象者: 大学生10名
実施団体: 一般財団法人 日本国際協力センター(JICE)