地方中小企業とのマッチング推進を目指す『みらいグローバルコンソーシアム』設立
概要
株式会社グローバルトラストネットワークス(GTN)と株式会社みらいワークス、一般財団法人日本国際協力センター(JICE)が共同で、新たな団体『みらいグローバルコンソーシアム』を設立しました。主に地方中小企業が抱える人手不足の解消に向け、海外人材とのマッチングを効果的に実施することを目的としています。今後は株式会社学研ホールディングスのグループ会社であるTOASUも参加し、4社が協力していく方針です。
設立背景
少子高齢化が進んでいる日本では、労働力が減少する中で企業の成長に影響を及ぼしています。政府はこの問題に対処するため、海外人材の受け入れについて具体的な政策を進めてきましたが、依然として多くの課題が残されています。特に地方中小企業は、状況が厳しく、海外人材を活用することで新たな解決策を模索しています。
具体的な取り組み
新設された『みらいグローバルコンソーシアム』では、東南アジアのハイスペックな人材に対して、日本語教育や就業支援を実施し、地方企業とのマッチングを図ります。参加企業それぞれの専門性を活かし、以下のようなサポートを行います。
GTNの役割
GTNは、外国人が日本で生活する上でのサポートを提供。住まいの紹介や、職場での定着を支援し、彼らが安心して日本で暮らせる環境を整えます。
みらいワークスの役割
みらいワークスは、地方中小企業に対するネットワークを提供し、海外人材の採用を希望する企業とのマッチングを支援します。また、キャリア相談を通じて、海外人材がスムーズに日本での就業を開始できるように支援します。
JICEの役割
JICEはASEAN地域との交流事業を担当し、日本企業と東南アジアの青年の交流の場を確保します。これにより、現地の学生や若者に日本での就業の機会を提供し、幅広いネットワークを構築します。
TOASUの役割
TOASUは海外での日本語教育を行い、帰国後の企業への就職時の教育を担当します。能力を発揮しやすい環境を作り、企業との橋渡しを行ないます。
目指す未来
『みらいグローバルコンソーシアム』は、教育機会の提供や就業支援だけでなく、キャリア相談や生活面でのサポートも行い、日本で働くことを希望する海外人材が快適に日本社会で生活できる環境を整えていきます。各社が協力することで、地方中小企業と外国人材の双方にとってウィンウィンの関係を築くことを目指しています。国際的な人材交流が進む中で、こうした団体の設立は、ますます重要な意義を持っていると言えるでしょう。
まとめ
行政が人手不足の解消に向けた政策を進める中で、民間企業のこのような動きは、これからの日本の労働市場を支える大きな力となるでしょう。多様な人材が受け入れられる環境が整うことで、日本経済の活性化が期待されます。今後の展開に注目です。