エーピーコミュニケーションズの新サービス「AirThreads」
株式会社エーピーコミュニケーションズは、最新のネットワークテスト自動化ツール「NEEDLEWORK」に続き、企業や教育機関、公共施設などに向けた無線ネットワークの同時IP通信テストを支援するサービス「AirThreads」を2025年6月11日から提供開始します。このサービスは、現地に専門スタッフが赴き、運用・評価・改善といったプロセスを包括的にサポートします。
「AirThreads」初出展
新サービス「AirThreads」は、2025年6月11日から幕張メッセで開催される「Interop Tokyo 2025」に初めて出展され、ブースではその操作画面や使用例を実演し、無線ネットワーク構築時のテスト効率化について紹介します。これにより、業界関係者や一般の皆様にその利便性を直接体験していただける機会となります。
サービスの背景と目的
近年のIoT技術の進化やGIGAスクール構想、ハイブリッドワークの普及により、無線ネットワーク使用は急速に拡大しています。しかし、その一方で「Wi-Fiがつながらない」といった問題も多く、特に教育や公共の現場では深刻な事例が後を絶ちません。こうした問題を事前に防ぐためには、実環境に近い条件下での負荷テストが必要です。
従来の試験方式の課題
従来のテスト方式では、多くの端末と人手が必要とされ、導入に向けた工数とコストが高くつくことが多いのが現実です。そこで、新サービス「AirThreads」は、同時IP通信テストの実施における課題を解消し、シミュレーションからレポート作成までを迅速に行える仕組みを整えました。
「AirThreads」の特長
「AirThreads」では、以下のような特長があります:
1.
高精度負荷テスト: 数十台規模を同時にシミュレートできるため、実際の運用に即した高負荷の評価が可能です。
2.
効率的な試験プロセス: 従来のテストで求められた端末や要員が不要で、テストにかかる時間を90%削減できます。
3.
IP通信テストの重視: Wi-Fiの電波だけでなく、同時に多数のデバイスが適切に通信できるかどうかを確認します。
4.
専門スタッフによるレポート: テスト結果は詳細なレポートにまとめられ、問題点と改善策を含めた分析が提供されます。
これらの特長が、無線ネットワークの構築・運用における業務の負担を減らし、高品質で安定したネットワーク環境の実現に貢献します。
期待されるユースケースと導入の流れ
「AirThreads」は、システムインテグレーターやネットワーク機器ベンダー、情報システム部門などに特に適しています。導入の流れは簡単で、まず要件や規模、予算感をヒアリングし、その後にお見積りを作成。実際に訪問してテストを実施し、結果をレポートとして提出します。
担当者コメント
株式会社エーピーコミュニケーションズの先進サービス開発部門の執行役員、國森修氏は、「AirThreadsは、これまでの経験を生かして、多くの方々に使いやすい仕組みとして設計されました。私たちは、このサービスを通じて、システム・ネットワーク開発における環境試験の効率化を実現し、より迅速で信頼性の高いサービス提供を目指します」と述べています。
企業情報
株式会社エーピーコミュニケーションズは、ITインフラの自動化、生成AIなどを含む幅広いサービスを提供しています。エンジニアとお客様の笑顔を大切にし、課題解決と事業成長を支援する「NeoSIer」として、さらなるサービス向上を目指しています。
サービスに関する詳細は、
公式サイトをご覧ください。