シンポジウム「子どもが消えゆく国の転換」開催
少子化が社会に与える影響は深刻で、国の未来に向けた重要な議題となっています。こうした問題を探求するシンポジウム、"子どもが消えゆく国の転換― 雇用・社会保障・家族をつなぐ"が2025年5月30日、中央大学茗荷谷キャンパスにて開催されます。このイベントは、全労済協会による研究成果の発表を目的としており、参加者が新たなつながりの形成について考える機会となります。
イベントの概要
主催する全労済協会は、2023年10月から2025年2月までに設置した「脱分断社会と新しいつながりのかたち研究会」を基盤にしています。研究会の主査である中央大学の教授、宮本太郎氏が中心となり、日本社会における分断の問題を様々な視点から議論してきました。特に、世代間の対立や格差、外国人に対する差別といった問題は、今後の社会においても無視できないテーマです。
このシンポジウムでは、基調講演としてBNPパリバ証券の河野龍太郎氏を迎え、経済の視点からの示唆が提供されます。講演を通じて、現代日本の経済の死角を明らかにし、参加者とともにその解決策を模索します。基調講演後には研究会の委員とのディスカッションが行われ、参加者は共に「脱分断社会」の実現に向けたアイデアを交わすことができます。
プログラム内容
- 講師: 河野龍太郎氏(BNPパリバ証券経済調査本部長チーフエコノミスト)
- テーマ: 日本経済の死角~収奪的システムを解き明かす
- ファシリテーター: 宮本太郎氏(中央大学法学部教授)
- 出席者: 立教大学、事業大学等からの教授陣が参加し、活発な議論が繰り広げられます。
開催詳細
- - 日時: 2025年5月30日(金) 15:00~17:00(開場14:30)
- - 場所: 中央大学 茗荷谷キャンパス 1階 特大教室(東京都文京区)
- - 定員: 200名(自由席)
- - 料金: 無料(事前申込制)
- - 申込み受付期間: 2025年4月21日~2025年5月11日
また、後日シンポジウムの動画配信も予定されており、2025年7月には申込者に配信される予定です。参加希望者は、全労済協会の公式ウェブサイトからお申し込みください。
まとめ
このシンポジウムは、少子化という現代の大きな課題に対して、知恵を絞り合う場となります。分断を乗り越え、豊かな社会の実現に向けた一歩を共に踏み出す貴重な時間です。ぜひ多くの方々にご参加いただきたいと思います。