メンタルヘルス革新
2024-09-04 11:32:54

革新型メンタルヘルス対策、アイシンとの共同研究始動へ

メンタルヘルス対策の新たな道へ



近年、働く人々のメンタルヘルスケアの重要性が高まってきましたが、多くの企業では依然として解決すべき課題が残っています。こうした背景を受け、Intellect Japan株式会社は株式会社アイシンと共同で、新しいメンタルヘルス対策支援サービスの研究を開始することを発表しました。この新たな取り組みは、従来の主観的なストレス評価に加え、生体センシング技術を活用した客観的なストレス指標を取り入れることによって、より健康的な社会の構築に寄与することを目指しています。

研究の背景



最近の調査によると、日本のAPAC諸国における「組織の健全性」は6位と評価されており、特に「組織的サポート」や「職場へのエンゲージメント」が他の国々と比べて低いという結果が示されています。この状態は、日本国内におけるメンタルヘルス不調者の増加や社内での専門的サポートスタッフの不足、効果的な予防策が欠如していることが影響しています。また、年に1回の質問票を通じたストレス評価が行われていますが、恣意的な回答や季節、業務内容によってストレス状態が変動しやすいため、実態を把握することが困難とされています。

このような状況において、Intellect Japanは、自社が持つデジタルメンタルヘルス技術とアイシンの生体センシング技術を融合させ、従業員のメンタルヘルス状態を客観的かつ持続的に把握できる新しいサービスの開発を進めることを目指します。

新しいストレス評価技術



アイシンが開発した技術は、手掌から放散される皮膚ガスに着目し、そのデータを基に心身の状態を評価する二次元マップを用いてストレスの蓄積を予測するものです。この技術をメンタルヘルス対策に取り入れることで、より効果的なストレス管理が可能になることが期待されます。

両社からのコメント



Intellect JapanのCEOであるセオドリック・チュー氏は、「アイシンとの共同研究を通じて、メンタルヘルスケアの新たなフロンティアを開拓できることに非常に嬉しく思います。客観的なデータと最新のデジタル技術を融合することで、持続可能なメンタルヘルスケアソリューションを提供できると確信しています」とコメントしました。

一方、アイシンの技術開発本部長である筒井洋氏は、「メンタルヘルスケアが今後さらに重要になる中で、我々の技術が貢献できることを目指しています。この研究を通じて、より健康で幸福な社会を実現できるよう努力していきます」と述べました。

今後の展望



Intellect Japanは、この新しいサービスを通じて企業のメンタルヘルス対策を効率的に進めていくとともに、アイシンの先進的な生体センシング技術を活用して新たな社会的標準となるメンタルヘルス対策支援サービスを展開していく予定です。

アイシンとIntellect Japanについて



  • - 株式会社アイシン
代表者: 吉田 守孝
所在地: 愛知県刈谷市
設立: 1965年
事業内容: 自動車部品等の製造販売
URL: https://www.aisin.com/jp/

  • - Intellect Japan株式会社
代表者: Theodoric Chew
所在地: 東京都港区虎ノ門
事業内容: メンタルヘルスケアソリューション
URL: https://jp.intellect.co/

今後、この共同研究が実を結び、企業におけるメンタルヘルス対策が一層的に充実することが期待されます。特に、アイシンの技術を用いた新たなストレス評価技術が、多くの企業のメンタルヘルス支援に役立つ日が待たれます。特別セミナーも計画されており、最新のメンタルヘルス情報が得られる貴重な機会となっています。参加を希望する方はぜひお申し込み下さい。


画像1

画像2

会社情報

会社名
Intellect Japan
住所
東京都港区虎ノ門1-17-1虎ノ門ヒルズビジネスタワー15階
電話番号
03-4563-9873

トピックス(ライフスタイル)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。