2025年5月度のアルバイト時給、全国平均1,293円に減少

2025年5月、日本におけるアルバイトの平均時給が1,293円に落ち着いたことが、ディップ株式会社の調査結果から明らかになりました。この結果は、全国におけるアルバイト・パート求人情報サイト「バイトル」に投稿されたデータを基に算出されたものです。この時給は、前年同月比で40円の減少を示していますが、前月と比べるとわずかに2円上昇しています。また、同じく「バイトル」には約355,000件の求人情報が掲載され、前年比で10.8%の増加を見せる一方、前月比では5.3%の減少が記録されました。

エリア別の時給の動向

この調査結果の分析によれば、各地域における平均時給には明確な差が見られます。関東エリアでは1,358円、東海エリアは1,262円、関西エリアは1,286円、そして九州エリアは1,176円という結果となっています。特に注目すべきは、東海エリアと関西エリアでの前月比の増加です。これらの地域では、雇用状況の改善や求人の活発化が影響している可能性があります。

職種別の時給分析

職種ごとの時給動向を見ると、飲食業界や事務職はいまだ高時給を維持しています。具体的には、事務的な仕事の平均時給は1,319円で、前年比27円・前月比11円の増加が見られました。また、専門的職業は1,720円という高水準を保ちつつも、前年比で98円の減少を記録しています。飲食業界では1,187円、販売職は1,164円、清掃や運搬の職業は1,223円、そして建設業は1,403円と、各職種によって時給にはばらつきがあります。

バイトルについて

「バイトル」は日本最大級のアルバイト・パート求人情報サイトで、その充実した機能と使いやすさから、多くの求職者に支持されています。オンラインで手軽に求人情報を探せる点が、多くのアルバイト希望者にとって大きな魅力となっているのです。また、ディップ株式会社は、人材サービス事業に加え、デジタルトランスフォーメーション（DX）事業も展開しており、労働市場における課題解決に貢献することを目的としています。